10.24.2012

ウェブさん 「アメイジング・スパイダーマン」



もう少しでDVDリリースというタイミング。 劇場公開からDVDまでの意図的に設定されたタイムラグも、 そろそろ短くなってきてもいいのに、 あまり変化がないね。 オンラインのほうが先に変わるかな。 メジャー作品を遅れながらエントリーするのは気恥ずかしいし、 別にいいかなとも思ったが、 まあ悪くないので いちおう入れておこう。

そもそも、 またスパイダーマンを取り上げるという企画自体が疑問ではあるが、 奇しくもクモ関連のマーク・"ウェブ" まで連れてきたりして、 ミスマッチな気がしたがウェブさんはメジャー仕事を喜んだのか、 しっかり撮ってるね。 あまり仕事を選り好みするのも幅を狭めるので、 いいことですな、 ウェブさん^ ^ エマ・ストーンもキレイで、 やはりトキメキが封じ込められた感じがする。 バイオテク関連も心なしかリアルになった気がする。

手からクモの糸を出すのを見ていて、 傷の応急手当までできるのかと。 それなら、 うちの電球も取り替えてくれないかな、 とか。 。 ダウンライトというやつが高い天井にある。 ランプチェンジャーとかいう棒で、 ミニクリプトン球を先に挟んでクルクルとやるのだが、 何を間違ったかM下電工は、 ソケットを斜めに差す設計にしてやがる。 そのせいで、 回しても回して入らず、 いつになっても初体験の男の子状態^ ^ ほんとうにこの時間や労力、 頭に来る。 電球が切れたら、 とんでもなく憂鬱。 そこへスパイダーマンが現れて、 クモの糸でササッ、 クルクルっとやってくれると助かるのに。 。 LEDに替えてくれてもいい^ ^

それはさておき、 次はウェブさんにジャストフィットした作品でお会いしたいですな。 さよなら、 さよなら、 さよなら・・


アメイジング・スパイダーマン The Amazing Spiderman (2012) 公式サイト
監督 マーク・ウェブ  象のロケット 
アンドリュー・ガーフィールド エマ・ストーン リス・エヴァンス 
マーティン・シーン サリー・フィールド デニス・リアリー 

10.21.2012

プラグマティズム! 「幸せの教室」



トム・ハンクスが主演はもちろん、 監督・脚本・製作まで手がける。 基本的にシニア向けのラブコメのようだが、 リストラされた男が大学へ行き直す、 というところに関心を持って見た。 相方?はジュリア・ロバーツというキャスティングが いかにもすぎて鮮度は低いが、 見てみたら、 まだまだイケる・・ かな^ ^

「幸せの・・」 という邦題は もっともらしいが原題はラリー・クラウンという名前そのまま。 しかしまあ邦題の通りの内容で、 もし日本版リメイクがあればフジテレビあたりが乗り出しそうなタッチ。 にもかかわらず、 生涯学習的なテーマ、 アメリカらしいフランクな出会い、 ヘンなところリアルなディテールとなかなか楽しめる。

ジュリア・ロバーツ演じる大学教員の夫は作家気取りでブログなどのメディアにも造詣が深いが、 結局はゴチャゴチャ言うだけで稼ぎのないヒモ男。 やってるふりをしてポルノばかり見ている。 あげくの果て、 俺は本当は巨乳が好きなのに、 と口走ってしまう。

片やUSマリーンで長年コックを努め、 その後スーパーマーケット店員となったラリー・クラウン。 不況のあおりでリストラされるが、 学歴がないことが一因と思い、 大学へ行き直す。 行き直すというのは正確ではないな、 通常の大学へ通う年齢をはるかに過ぎてから、 初めて大学に通う。 しかし、 まわりの通常の年齢の学生たちとも楽しくやり、 スクーター通学&暴走と青春が帰ってきたような日々を送る。

しかし収支は厳しく、 家を売り、 得意の料理を活かしてダイナーでアルバイト。 東洋系の講師がウサンくさい講義を繰り広げる経済学クラスのおかげで、 高いローンで買った家はむしろ差し押さえられたほうが得だと気づく。 がんばりやさんのラリーは、 そんな日々の中でもしっかりと勉強してA+の成績を残し、 人生が変わったと話す。

2つのクラスしか受けてないようだが、 その対比がいいリズムを生んでいると言え、 後半はまさにシニア向けのラブコメに収束してしまうが それでも、 人生くよくよ悩まずドンと行け、 みたいな感じで励まされる佳作。 嫌いじゃないな^ ^ 悩めるあなたもぜひDVDで!



幸せの教室 LARRY CROWNE (2011) 日本公開2012.5 公式サイト 象のロケット
監督・主演 トム・ハンクス 
ジュリア・ロバーツ ググ・バサ=ロー ウィルマー・バルデラマ 
ブライアン・クランストン 

10.19.2012

ニューヨーク, ニューヨーク 「SHAME」



奇しくもイギリス映画が続くが、 マークしながら後追いになってしまった本作。 よくわからない映画、 という評を見かける。 しかしなぜか自分はわかってしまう。 。 途中で何かに似てると思ったら 「存在の耐えられない軽さ」(1988) あたりだろうな、 たぶん。 それにしてもマイケル・ファスベンダーは恥も外聞も捨てた体当たりの演技だ^ ^

スティーブ・マックィーン・・ そういう俳優がいたね。 でも同姓同名の別人とのことで、 意外にもアフリカ系の方。 「存在の・・」 ほど背景が作り込まれてなくて、 アイルランドで生まれ10代でアメリカに来た、 とそれだけ。 だから、 わからない、 になってしまうのだろうが、 じゃあ今、 どういう背景を作ればいいか考えても、 それらしくすればするほど嘘っぽくなりそうで、 こう、 さらっと すっ飛ばしてるからいい気もする。

IMDbではかなりの高評価、 でもallcinemaでは よくわからないと言われる。 この差は何なんだろ。 まあ、 どうでもいいけど、 自分的には5段階評価で3.5くらいなか。 大したことない? いや、 いいほう。 この数ヶ月に見た中では見応え大あり^ ^ ファスベンダーもさることながら、 キャリー・マリガンの "New York, New York" がよかった。

しかし監督は枝葉の人なんだろうな。 もう1歩だけガツっとコンセプトの入った作品にかかわるといいのではないかと。 だからといって器用に職業監督になられてもつまらないが、 まあ がんばってほしい^ ^



シェイム SHAME (2011イギリス) 日本公開2012.3 公式サイト
監督 スティーブ・マックィーン  象のロケット 
マイケル・ファスベンダー キャリー・マリガン ジェームズ・バッジ・デール 
ニコール・ベハーリー ルーシー・ウォルターズ 

10.16.2012

閑静な街 CLEANSKIN



ショーン・ベーン、 じゃなかったショーン・ビーンが強面で暗躍・・ 暗躍は別の方面か。 昔の映画でも見てる気分になる渋い雰囲気だが、 テロを扱った今の作品。 ほとんどネタバレになりそうだが、 そうでないと どこが渋いのか伝えられず、 観るつもりの人は片目でどうぞ^ ^

アビン・ガレヤと読むのかな、 彼が演じるアッシュはイスラム教徒、 ロンドンで法律を学んでいる。 しかし法律で世界は変えられないと感じるようになる。 そんな彼に声をかける同胞の一派。 やがてアッシュは有能なテロリストへと成長を遂げる。 このあたりのプロセスが丁寧に描かれる。

アッシュにはイギリス人の恋人がいたが、 敵国の人間として別れを告げる。 5年後に再会するが、 彼女に現況すら伝えられない男となっていた。 同時に彼がこれまで報復を果たしてきた者たちの妻や子供にまで、 はたして責任があったかどうかに疑問を抱くようになる。

片やイギリスの諜報機関に雇われてテロを阻止しようとする男。 彼の妻は数年前のテロの犠牲となっていた。 少ない手がかりの中から最後はアッシュにたどり着くが、 彼もまた上層部に利用されていただけだった。 憎しみの構図と終わりなき世界の不条理を垣間見せて男はどこかへ消えてゆく。

クリーンスキンとは、 キレイなお肌、 ではなく前科のない者という意味。 足の着かない このクリーンスキンをテロリストに養成していく組織があるということだ。 しわの増えたシャーロット・ランプリングの顔がアップにされると歳月の流れを感じる。 サイラス・カーソン演じる仕事人もいい味。 彼は同胞を拷問でいたぶったイギリスの退役軍人に報復するためにロンドンに乗り込んでくるが、 ロンドンの街並みを "閑静だ" と嘲笑しつつミスター・ビーンのテレビを見て大笑い。 その後、 退役軍人の首をはねる様をカメラに収めさせる。




クリーンスキン 許されざる敵 CLEANSKIN (2012イギリス) 日本未公開
製作・脚本・監督 ハディ・ハジェイグ 
ショーン・ビーン アビン・ガレヤ トム・バーク 
サイラス・カーソン ピーター・ポリカープー シャーロット・ランプリング 

10.15.2012

信仰としての釣り 「砂漠でサーモン・フィッシング」



最近なぜか、 微妙売れっ子のユアン・マクレガーと、 素敵なお姉さんエミリー・ブラントが共演する微妙な作品。 中東の富豪が砂漠を灌漑によって鮭の漁場にしようという計画を持ち出し、 これに狩り出される魚博士と女プロジェクトリーダーのロマンスといった内容で、 サイモン・ボーフォイ (脚本) っぽいと言えば ぽいし、 ラッセ・ハルストレム (監督) っぽいと言えば ぽい。

ありえないことに挑むことの意義や、 科学と信仰、 あるいは愛、 民主国家と王国の対比の中で、 現在の価値の転換を図る見事な作品・・ と言いたいところだが、 どのへんが微妙かと言うと、 出てくる人がみなエリートで、 何かにつけ命令系統で動く構図とか、 シャイでいい人な博士の描ききれない恋心と言うか。 すべてにおいて、 はい さようでございますか、 という感じ。

そうだな、 たぶん世界をまたにかける商社マンとか (いるのかな、 まだ) 本気で世界を憂う若手官僚が見たら面白いのかもしれない。 自分的に意外と印象に残ったのが、 エミリー・ブラント姉さんはもちろんだが、 アムール・ワケドという人が演じるイエメンの富豪。 この人がヘンにカッコ気持ち悪く、 それでいて懐の深い、 どこかの男前の若社長のようで、 それも有り余る富の成せる技か、 でも少しはこうありたいとも感じた^ ^ まあこんな感想も微妙で、 すぐにバタバタした日常に中で消し飛んでしまうとは思うが。 。 乞うご期待。


砂漠でサーモン・フィッシング (2011イギリス) 日本公開2012.12/8 公式サイト・予告
Salmon Fishing In The Yemen  象のロケット 
監督 ラッセ・ハルストレム 
脚本 サイモン・ボーフォイ 原作 ポール・トーディ 
ユアン・マクレガー エミリー・ブラント クリスティン・スコット・トーマス 
アムール・ワケド 

10.08.2012

タランティーノな新鋭監督 「東京プレイボーイクラブ」



こないだ久しぶりにキャバへ行ってしまったので、 何となくこんな映画をチョイスしたくなる気分だった。 東京プレイボーイクラブは劇中ではピンサロの名前でバニーガールのいる店ではないが、 それはさておき面白かった。 古いのか新しいのかわからないような音楽の使い方だが、 映画における感動の、 実は50%以上を担っているのではないかと思う音楽に対し、 きちんとした意識のある選曲でもあった。 それもそのはず、 監督は20代半ばにして深作/タランティーノ派な人らしく、 いろんな意味で渾身の商業デビュー作ということらしい。

けんかっ早く切れるとヤバい性格の男が、 自分が認めるほどの価値を世間に認めさせることができずに、 またしてもちょっとしたトラブルの後、 同郷の友人が経営するピンサロへと転がり込む。 ピンサロ嬢の妊娠、 若いボーイが金の持ち逃げなどベタなエピソードとともに、 流れついた男の '腐らない根性' がひと波乱巻き起こす。 ノワールとコメディの境界線上を歩きながら、 ユルすぎないところにも好感が持てる。

このヤバい男に大森南朋をキャスティングするというのも、 できそうでできない技ではないだろうか。 まさに期待の新鋭監督! できれば型にはまらず、 適当なポジションに落ち着かず、 さらなるヤバい作品を打ち出してきてほしいところだ。 一番笑ったのは死体処理の翌朝、 三者は肩を寄せあいモーニング。 埋めた方がよかったんじゃ・・ いや あんなものは一秒でも早く捨てるに限る・・ とヤバい会話。 カメラが少し引くと、 すぐ横や前にも客が。 何と合席だった^ ^ 大森南朋のにらみっぷりもいい。


東京プレイボーイクラブ (2011日本) 公式サイト 象のロケット 
脚本・監督 奥田庸介 
大森南朋 光石研 臼田あさ美 淵上泰史 赤堀雅秋 三浦貴大