5.01.2008

日本公開、とにかく遅すぎる



製作や興行成績、あるいは賞取りの話題を聞きつけて楽しみにしても、たいてい日本公開は遙か先。忘れた頃にヘンテコな宣伝とともにやって来られても、海外ではとっくの昔にDVD化されている。それを今さら劇場でというのは何とも冷める。

字幕などのローカライズは公開に先行して進められるし、事実 '世界同時公開' を売りにする興業だってある。「全米で大ヒット!」 とかの肩書きがないと客が来ない、映画会社がそう思い込んでしまっているのも要因だろう。時間稼ぎをして様子を見ているのだ。自力でチョイスした作品をリスクを取って観客に投げかけられないだけなのだ。日本の映画ファンもこのヤバイ状況にあまり意識的でないから彼らの意識も変わらない。

たとえば音楽だったら・・ 好きなアーティストのCDがリリースされても、日本では半年後とか1年後に、訳詞をつけて発売されるとなると、そんなの待てる?

やっとこさ公開されて喜び勇んで見に行っても、海外の人にはもう古い話題になってしまっているから、当然、世界の時流に遅れることになる。それは映画だけでなく、いろんな感覚にも影響する。 映画なんて、マイペース、マイブームで気まぐれに引っ張り出して観ればいいじゃないか、そう思ってる人も多いのではないか。それはそれで楽しいことだが、旧作・名作のピックアップもやはり新作のトレンドと連動してるところがあるはず。時代の気分とか、政治の動向とか。。

だからもう意地張ってでも最先端で行く!



劇場公開からDVDリリースまでの時間も長すぎる。

劇場に足を運ばせる戦略としての 'DVDは半年後' も、今のご時世、行きたくても行けない状況は多々あるのだから、そんな嫌がらせをしなくても3ヶ月くらいに縮めてほしいものだ。劇場を活気づかせたいのなら、何かもっと、ライブで楽しい方法もあるのでは。



このままでは、コンテンツにおいても日本はパラダイス鎖国してしまう。

英語なんて中学からずっと勉強してきたのだから、ここらでスキルを少しテコ入れして、輸入盤DVDなんかでどんどん先行上映してしまえ!! ちょっとぐらい理解が足りなくても、そこは映画、絵と音が補ってくれる。洋楽だったら歌詞なんて全く理解しないまま平気で聴けるじゃないか。

そんな状況を変えるのはオンライン試写会などかもしれないが、まだまだタイトルが限られる。状況が少しでも変わってくれることを願って、このブログでは勝手に先走っていくので、よろしく!

1 コメント:

kiona さんのコメント...

気軽にコメント書いてくださいね。。
とくにコメント返しもしないかもですが^ ^