8.12.2010

凡作.. 「馬小屋」



実話に基づくストーリー、 邦題も珍しく上手いので いいかもしれないと思ったが、 この手のものをたくさん通過した後では新鮮味に欠けると言わざるをえない。 凄そうなのは上のポスターだけだったようだ。

いそいそとキャンプに出かけたグループ、 酔っぱらって寝ているところを拉致され、 目を覚ませば馬小屋で鎖に繋がれている。 どうやら動物として売り買いされるらしい。 どんな悲惨な状況が訪れるのか。 それに対し動物とは違う知性で、 いかにこの状況を切り抜けるか。 観客の視線は概ねそんなところに注がれるはずだが '調教' シーンもいまどきの作品としては地味、 脱出劇も生ぬるく、 ここで殺しておかなければ後で追いかけてくるに決まってるのに そうしないので、 ほら見たことか・・ とイライラが先に立つ。

いくらで売買されるのか、 客はどんな人間か、 売られた後どうなるか。 このあたりにも興味をそそられるが、 それらには触れられない。 実話の部分への関心は はぐらかされ、 かと言って 「悪魔のいけにえ」 のように大胆なデフォルメがあるわけでもなく、 ポイントのはっきりしない平凡な作品だ。 それにしてもアメリカの田舎は今でも こうした血生臭い世界なのだろうか。



馬小屋 LIVE ANIMALS (2008) 日本未公開 
監督 ジェレミー・ベンソン 
ジョン・スティル クリチアン・ウォルカー ジャネット・コマンズ 
馬小屋 [DVD][DVD]

不倫地獄 [DVD] シャッター アイランド  [DVD] マイレージ、マイライフ [DVD] ハート・ロッカー [DVD] 嬲られる女 [DVD]

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8.11.2010

ニッポンの未来は・・ 「戦闘少女 血の鉄仮面伝説」



東京ショックは薄れ、 しだいにアイドル+血しぶきへと収束しつつある気がするが、 ゴーオンシルバー こと杉本有美を主演に持ってきたのはOKだろう^ ^ エイッというかけ声とともに敵を切り裂くナース・ヨシエもスピンオフになるだけあって あなどれないが、 この二人のクロスカウンター、 あるいは女アトムもあなどれない。 さらには復活・いとうまい子も。 。 先週のゴセイジャーでも復活してたけどな^ ^

ヒルコと呼ばれるミュータント種族は、 日本国での虐げられた環境を変えるべく仲間を集結、 テロによる革命を目論むが・・ シリーズ化しそうな雰囲気で、 海外ではあいかわらず insane fun などと絶賛されている。 こんな日本の懐かし物オンパレードなのにウケるのは不思議と言えば不思議。 坂口拓も入ってのアクション強化がよかったのか。 クセの強いフィルムメーカー三人が仲良く共同監督できるのも不思議。 杉本有美はあいかわらずフォトジェニックかつ なかなかの演じっぷりなのに、 途中で眠くなってしまったのは俺がホラー疲れしてるだけか。 。



戦闘少女 血の鉄仮面伝説 MUTANT GIRLS SQUAD (2010日本)
監督 坂口拓+井口昇+西村喜廣  公式サイト 
杉本有美 高山侑子 森田涼花 川合千春 いとうまい子 津田寛治 竹中直人 
戦闘少女 血の鉄仮面伝説 [DVD][DVD]

巨乳ドラゴン 温泉ゾンビVSストリッパー5 [DVD] 森田涼花フォトブック すぅちゃんのLovely Life きょーれつ!もーれつ!!『古代少女ドグちゃんまつり!』 スペシャル・ムービー・エディション [DVD] 地獄の門 -デジタル・リマスター版- [DVD] ロボゲイシャ [DVD]

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8.10.2010

泣きながらの運転はよくない 「アフターライフ」



今夜もまたホラー^ ^ だが今夜は殺戮でも脅かしでもない、 しっとり系。 すでにホラーというジャンルではないかもしれないが、 とりあえず、 このクリスティーナ・リッチは美しかった。 いつもの、 いかにもホラー向けの顔とは反対の、 大人の色気と憂いを帯びた進化形のクリスティーナだった。

フィアンセとのすれ違いが日々大きくなる小学校教師アンナは、 ある夜 交通事故に遭う。 気がつけば葬儀屋で死化粧を施されている。 自分の死を認められないアンナ、 葬儀屋の男は霊魂と話ができるらしく、 彼女の魂をなだめ、 新しい世界へ送り出そうとする。 それでも彼女はこの世に未練を残し、 恋人に気持ちを伝えたいと葛藤する。 そんな彼女の葬儀までの数日間を描く。

実は大きな秘密が一つ隠されているのだが、 この物語にはそれが不要にも思える。 霊安室で人生を振り返る女と西洋の 'おくりびと' の対話だけでよかったかもしれない。 いずれにせよ、 恋人とケンカをした直後など、 感情が高ぶった状態でクルマを運転するのは危ない。 泣くなら乗るな、 乗るなら泣くな、 だ^ ^




アフターライフ AFTER.LIFE (2009) 日本未公開 
監督 アグニェシュカ・ヴォイトヴィッチ=ヴォスルー 
クリスティーナ・リッチ リーアム・ニーソン ジャスティン・ロング 
チャンドラー・カンタベリー 
アフターライフ [DVD][DVD]

コップ・アウト Blu-ray & DVDセット(初回限定生産) ミレニアム2 火と戯れる女 [DVD] パンドラム ブルーレイ&DVDセット [Blu-ray] レポゼッション・メン ブルーレイ&DVDセット [Blu-ray] フローズン [DVD]

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その母 ** につき 「携帯裏サイト 口裂け女」



小学校の先生が、 生徒のリクエストもあって、 クラスでホラー映画を上映したことが問題になっている。 その作品が 「リアル鬼ごっこ」 だというのだが、 実は我が家でも以前、 同作を子供に見せた。 しかもリクエストされて。 。 なぜか子供の興味をそそるリア鬼だが、 全員に見せるから問題になるのだ。 希望者だけにしとけ^ ^

そんなイントロからもわかるように本日も、 ゾーッと系ながら やはりホラー^ ^ オリジナルビデオということでテキトーに見たが、 これが意外に怖かった。 「放送禁止」 に似たタッチの やらせドキュメンタリーではあるが後半、 親子がクルマで高速を延々とどこかへ行くあたり、 画面から目が離せなくなる。

裏サイトに関する番組がすでにあって、 そのときにボツとなった素材をつなぎ合わせると ある真実が浮かび上がるという設定。 娘がイジメにあったのをきっかけに裏サイトを運営することになった母、 取材の対応はマトモだが どこか不気味。 その後、 女生徒が顔を切り裂かれて惨殺されるという事件が起き、 被害者の娘は取材した娘と幼なじみであったとの情報から取材陣は再び親子を訪れるが、 サイトの書き込みは管理者による削除ばかりとなっている。 体よく追い返されるスタッフだったが、 やがて張り込みと尾行を決行する。

途中、 口裂け女という都市伝説の起源を追ったり、 裏サイトというものの実体に触れながら、 後半は流行りの暗視カメラ映像。 親子がクルマを延々と走らせながら、 パーキングエリアに立ち寄っては ゴミ箱に捨てられた雑誌を大量に漁るのはなぜ? クルマは山梨、 長野、 そしてついには岐阜へと入るが、 岐阜は口裂け女 発祥の地とされる。 高速を降り、 暗い山道へ。 そこでスタッフが見たものは?! 夏らしい1本かなということで、 微妙にお薦め! ただし希望者のみ^ ^



携帯裏サイト 口裂け女 (2010日本) オリジナルビデオ 
監督 市瀬裕士 
携帯裏サイト ー口裂け女ー [DVD][DVD]


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8.09.2010

天然のS NEIGHBOR



一週間ほど空いてしまったのに、 またしても殺戮系ホラーが続く^ ^ この手のばかりを選んでるわけではないが、 なぜか殺戮系が目白押し。 こっち系のホラーは涼しくなるどころか、 逆に暑苦しくなってしまうのだが、 とりあえず突っ走ってみよう。 。

そのご近所さんは一見、 美人でいい感じの人。 ナイスバディでジョギングしている姿を、 あるいは街のバーで静かに佇む姿を見かけた気もするが実は誰も、 その人が本当にご近所さんなのかどうか知らない。 気さくに話しかけてきて家に上がり込み、 手伝いをしてくれたりするが、 彼女はけっして 'いい人' ではなかった。

あるお婆さんには、 わざと間違えて薬を飲ませ、 またあるカップルを縛り付けてイタズラしてるうちに殺してしまったりする。 殺意や恨みより、 純粋な好奇心が彼女をそうさせるようだ。 他人には何をしても平気なくせに、 自分は包丁でちょっと指先を切っただけで大騒ぎする天然のS、 彼女のキャラと彼女が他人に施す痛々しい行為の数々だけを見せ場とするシンプルなプロット。

プロットがシンプルだから、 見せ場はいっそうエグさが勝負となる。 笑ってしまうほどにエグい! "ヒッチコック・ミーツ・タランテーノ" なる評をIMDbで見かけたが、 言い得て妙。 その筋では早くも話題となっている気配だが、 例によって日本公開は未定。 「ホステル3」 が完成しないうちに、 あのトレーラーを超えるセンスの作品が登場してしまったのかも。




ご近所さん(仮題) NEIGHBOR (2009) 日本公開未定 
監督 ロバート・A・マッシャントニオ 
アメリカ・オリーヴォ クリスチャン・キャンベル ジョー・アニスカ 

8.02.2010

学園版ホステル The Final



8月に入っての1本目は、 やはりホラー^ ^ といっても海外版DVDジャケットが誤解させるようなゴーストものではなく、 学園版 「ホステル」 といった内容。 あちこちのホラー作品の寄せ集めのようでもありながら、 なぜか好感の持てる雰囲気があり、 どこかで見たようなエピソードの固まりながら意外とキッチリ作られていて、 そこそこ楽しめた。

'何とかファイナル' というのが膨大にあるので、 非常に検索しずらいタイトルなのが玉に傷だが、 ときどき見かける AFTER DARK HORRORFEST シリーズ第4弾の1本でもあった。 新作ホラーを物色するなか、 あれもこれも多少そそりはするものの ワンポイント的かつマンネリで触手が伸びず、 唯一 統合的かつ意外性が期待できそうだった作品がこれ。 学園ものということで、 はるかに遠ざかった世界だったから逆によかったのか、 恐さは ほどほどだが、 概ね期待した通りだった。

アメリカの学園ものによくある構図、 セレブ気取りのチアリーダー3人組が闊歩し、 アメフトのハンサム・マッチョが幅をきかす。 外見的、 性格的、 人種的にこのメインストリームに合わないものは当然のごとくイジメられ、 隅っこに追いやられる。

そんななか仮装パーティが開催される。 メインストリームもこの手のものは好きらしく、 ドリームポリスやヘラクレスになって いそいそとやってくるが、 パーティは阻害された者たちによる復讐の舞台だった。 用意された銃、 マシンガン、 屠殺銃、 特殊な薬品、 斧、 刃物・・ 傷モノにされて生きる方が 殺されるより苦痛という、 中国は漢の時代の戒めに即して、 イジメっ子たちは次々と再起不能の身体にされていく。

これをカメラに収め、 インターネットにアップして伝説になることを画策したイジメられっ子たちは、 このイベントを The Final と呼び、 最後には自分たちもこの地獄にさよらを告げる覚悟だった。 すべて計画通りに進行したが、 ただ一つ 計算違いがあった。 それは、 ターゲットではない 'いい奴' が、 招待されてないのにパーティ会場に紛れ込んだことであった。

ネット伝説になるとか言うわりにカメラを設置するシーンしかなく、 会場外のバギーに乗ったハンターたちにはスポットが当たらなかったりするが、 まあそのへんはご愛敬。 ツボを押さえた演出には監督の技量がうかがえる。 そしてなぜか この惨劇の会場では、 犯行グループの一人がバンジョーを弾いている^ ^ そのあたりの独特の雰囲気と微妙にオフ・ビートな味わいもポイントと言える。

ちなみにプロデューサーの Ed Hohn は撮影終了直後に他界し、 同じく Bill Randle は公開直後に亡くなっているらしい。 オバケものじゃないんだけどね^ ^




ザ・ファイナル(原題) The Final (2010) 日本公開未定 
監督 ジョーイ・スチュワート 脚本 ジェイソン・カボラッティ 
マーク・ドネイト ジャッシャ・ワシントン エリック・アイゼンハウアー 
リンゼイ・シーゲル トラヴィス・テッドフォード ジャスティン・アーノルド 
ホイットニー・ホイ ローラ・アシュレイ・サミュエルズ ジュリン