3.07.2010

私の幸せは私が守る! 「吸血少女 対 少女フランケン」



新作をひと通り走り書きして、 気づけばいつしかホラーモード、 そして たどり着くのは、 こんな場所^ ^ 派手な血しぶきのシーンにかかるは "夢みるシャンソン人形" もどきのテーマ曲。 ここまで行ってはじめて世界に通用するんだな^ ^

ちゃっかりヴァンパイアブームに乗ってきたが、 こちらはヴァレンタインに血染めのチョコを食べさせ仲間にしてしまう軽さ。 ガングロからリストカットまで日本の名だたるカルチャーを世界に紹介し、 ゴア度もセンスも追従を許さない^ ^

去年、 ちょっとした製作に企画参加したが "流行りだし吸血鬼モノでも・・" という我が発言は理解されず。 こちらはギャグからキャスティングまでブラボーだよな、 孤高の東京タワーだ。 DVDリリースながらトレーラーまで貼ってしまおう。 素晴らしすぎて書くことはないが、 眼帯は何のパロディなのかな・・ 清水崇監督までが謎の中国人教師役で友情出演。 ある意味 「ハレンチ学園」 だが、 今年2本目の [気に入った!] はこんな作品となった。




吸血少女 対 少女フランケン (2009日本) 公式サイト 象のロケット 
Vampire Girl vs Frankenstein Girl 原作 内田春菊 
監督 友松直之+西村喜廣
川村ゆきえ 齋藤工 乙黒えり 亀谷さやか ジジ・ぶぅ 
しいなえいひ 津田寛治 清水崇(友情出演) 

3.06.2010

我こそは創造主 「THE 4TH KIND」



UFOやオカルト好きの知り合いに勧められて見た。 映画自体をそれほど面白いとは思わなかったが、 シュメール文明宇宙人説や、 さらに調べていけば日本人シュメール起源説なんかにぶち当たる。 懐かしくて不思議な世界ではある。 地球最古の文明があまりに突如として発生しているとの指摘、 あるいはシュメール語と日本語は構造的によく似ているらしい。 以下ネタバレ注意。

アラスカのある町では行方不明者が続出、 夜中に目が覚めるという睡眠障害に悩む者も多い。 この者たちのカウンセリングにあたっている心理学者は、 彼らの記憶の不思議な共通点に気づく。 目が覚めるとき、 いつも窓の外に 'ふくろう' がいると言うのだ。

第一種 UFOの目撃、 第二種 UFOの痕跡に接触、 第三種 地球外生命との接触、 そして第四種 地球外生命による拉致・・ 封印された記憶を催眠療法で探ると、 どこかへ連れ去られ何かをされたらしい。 記憶が蘇りかけると、 思い出すのも忌まわしい恐怖の感情が噴出する。 それはただの記憶ではなく、 直接響く声のようで、 全能的支配・・ 録音された意味不明の言語はシュメール語で "我こそは創造主" と語る。

記録映像と称するものと再現フィルムのリミックスで綴られているが、 謎と言えばミラ・ジョヴォヴィッチの出演が謎なくらいマイナーな雰囲気^ ^ 高度な文明を持つ渡来者が神であるというのはある種わかりやすいが、 自分たちが創ったものをなぜ検査したり実験するのか。 ジョヴォヴィッチ扮する心理学者は言う。 "彼らには絶望しか抱かない。 だから創造主であるはずはないが、 創造主を語ることはできる"

彼女の夫は彼らに殺され、 彼女自身の中にもさらわれた記憶があり、 彼女の娘も帰らぬまま現在に至るとのこと。 この手の話はずいぶん昔からあり、 高度な文明を持つわりに時間のかかる調査だなと思うが、 どうせなら 5th kind へコマを進めてほしい気もする。


THE 4TH KIND フォース・カインド (2009) 公式サイト 象のロケット 
監督 オラントゥンデ・オスサンミ 
ミラ・ジョヴォヴィッチ 

3.05.2010

モダンホラーから悪魔へ [REC]2



一発目そのハリウッドリメイクの際はそこそこ話題になったが、 これはいつのまにか公開されて終わっていた。 消費のスピードが速いのか、 前作の公開タイミングが遅すぎたせいで間髪入れずに来た第二弾に観客が対応しきれなかったのか。

そんな不運な作品ではあるが内容は悪くない。 よりエスカレートした絶叫、 カメラはヘルメットに搭載されたCCDやホームビデオを乗り継ぐ格好となって、 さらに乱れまくる映像。 ブレて、 また照明でハレーションした対象はハッキリと写らないがゆえに恐い、 これ以上行くと写らなさすぎて恐くなくなるギリギリの線か。 。 そして 「パラノーマル・アクティビティ」 から始まったエクソシズムの復活へと話は発展する。 ウィルス感染とされていたのが、 実はそうではなかった。 科学者はいきなり十字架を取り出して悪魔払いの呪文を唱え出す・・ ウィルスの研究者ではなく神父だったのだ^ ^

前回のエンディングで闇に引きずり込まれた娘は生還する。 だが・・

監督は前作と同じ。 暗視カメラもまた登場し、 引きずり込まれた後どうなったのかも見せてくれる。 これがかなり気持ち悪く、 新しめのホラーながら、 クラシカルな悪魔表現。 ホラーというのはやはり温故知新なんだな^ ^ そして意味深な終わり方・・ まだ続ける気だろうか^ ^

[REC]2 レック2 (2009スペイン) 公式サイト 象のロケット 
監督 ジャウマ・パラゲロ+パコ・プラサ 
ジョナサン・メヨール レティシア・ドレラ 

3.04.2010

体感できなくてショック.. 「戦慄迷宮」



富士急ハイランドに同名のお化け屋敷があるそうだ。 原案・お化け屋敷の体感型ホラーということで、 かなり興味があり見に行こうかと思っていたが行けずじまい。 DVDもレンタルはメガネがついてないので3Dでは体感できなかった。 しかしまあ、 あまり悔しくもないかな^ ^ 下の初回限定版なら3D仕様でメガネもついてる!

体感とは言うものの、 前半はストーリーのフォローに割き、 全体にもサスペンス色が濃い。 ファンタジックな味わいは意外だったが、 お化け屋敷的な懐かしさがコンセプトと言えるだろうか。 試みは悪くないがショック度は低く、 呪怨っぽいところはやや恐いが、 新しい試みの部分は恐さにまでは結実していない。

それよりも恐いのは柳楽優弥。 彼ってこんなだっけ? まるで別人のようで、 こちらの方が神隠しのようだ^ ^

お化け屋敷は病院仕立てになっていて、 子供の頃にここへ忍び込んだ彼ら。 そのときに一人の少女が行方不明になったという曖昧な記憶が甦る・・ 白い服の少女はオーセンティックなホラーアイテムだが、 お化け屋敷のマネキンがソンビのように迫ってきたり、 テイスト違いのリミックスみたいな感じも楽しめる。 メガネなしの3Dができてほしいものだ。


戦慄迷宮 THE SHOCK LABYRINTH (2009日本) 
監督 清水崇  公式サイト 象のロケット 
柳楽優弥 蓮佛美沙子 勝地涼 前田愛 水野絵梨奈 
松尾スズキ 中村久美 山中崇 

3.03.2010

ミニマム・インカム制 賛成^ ^ 「プレシャス」



あちこちで賞を取ったりノミネートされたりしている作品の大半は、 当ブログではフォロー済み。 だが、 これがまだだった。 プレシャス・・ 皮肉な名前で呼ばれる彼女は、 二人目の子供を妊娠して中学を追い出される。

ソーシャルワーカーやフリーススクールの教師だったサファイアの小説 "プッシュ" が原作、 とサブタイトルの通り。 Push というのは '押す' という意味の他に出産の時の 'いきむ' という意味もある。 感動の・・ と接頭語が付くようなニュアンスで紹介されがちだが、 そんな甘い映画ではない。 悲惨で限りなく救いのない、 それでいて今のアメリカでは珍しくないであろう話なのだ。

プレシャスの子供の父親は、 母のボーイフレンドであり、 母の怒りは男ではなく娘に向かう。 取りやすいところから取ろうとする税金のように。 マライヤ・キャリーが不思議な表情で演じるソーシャルワーカーへの最後の告白によって、 プレシャス (愛おしい) という呼び名も本来は母が付けたものであることがわかる。 大切で愛おしかった娘は、 いつから憎悪の対象となり、 そのことはプレシャスとその子供たちの間にも繰り返されるのか。 繰り返してはいけないというより、 繰り返すことすらできない事態となるのだが。

中学を放校となったプレシャスはフリースクールに通うことになる。 読み書きを覚え、 中学卒業資格を取って高校へ、 さらには大学へ。 愛しい子供たちのためにもそうしたいとの夢は着実に実現へ向かっているかに見えた。 境遇は違えど同様にフリースクールへ通うことになった仲間、 献身的な教師に支えられて、 ひとときの安らぎを味わうプレシャスであったが "あなたには私たちを救えない" というのが最後のセリフとなる。

生活保護を引き出す手腕だけに長けた母も、 ただの悲しい人だったという事実を噛みしめながら、 解決策はないがそれでも歩き出すプレシャス・・ 重い現実とユーモア、 ゴスペルのリミックスが絶妙の感覚で、 だからといって自分にどれほどのコミットができるかわからない作品ではある。 日本では遅れに遅れてのGW公開、 見た映画の賞取りを見守ることはかなわず、 賞の噂を興業に反映させる国の観客であることもまた悲惨な事実と言えるだろう。 せめて世界に先がけて、 ミニマム・インカム制の導入を推し進めてもらいたいものだ^ ^

(追記) ベーシック・インカムという言い方のほうがより一般的なようです。 近年ヨーロッパや日本で議論されている '最低限所得保障' のこと。 こちらでも触れました。


プレシャス (2009) 日本公開4/24 公式サイト・予告 象のロケット 
Precious: Based on the Novel Push by Sapphire
監督 リー・ダニエルズ 原作 サファイア 
ガボレイ・シディベ モニーク ポーラ・パットン 
マライア・キャリー レニー・クラヴィッツ 
プレシャス [DVD][DVD]

フローズン・リバー [DVD] 小さな命が呼ぶとき [DVD] クレイジー・ハート [DVD] やさしい嘘と贈り物 [DVD] ローラーガールズ・ダイアリー [DVD]

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3.02.2010

How I wonder what you are! 「放送禁止 劇場版2」



二つめの劇場版があったんだね、 というか速攻 見てしまった^ ^ とりあえず何も考えずに見てて、 ラジオ体操のところで気づいた。 あ、 これは続きなのかと。 テレビシーズの2回目の後日談なのだ。

このお母さんの微妙な感じ、 保険証書・・ 徐々に思い出してきた。 そして "本当の親子丼" の下りは かなり気持ち悪かった^ ^ ところで、 カナダ人の映像作家によるドキュメンタリーということになっていて、 長江俊和は企画協力? これは本当だろうか。 キャストもクレジットされない。 何だろ、 この匿名性は^ ^

裏の裏をかいてきてるので、 結末は読めなかった。 というか、 さらに裏があるのではないかと思って、 最後のバット青年の "サイコー" まで見てしまった。 あっけらかんとしすぎた演出は、 狙いどおりに不気味さを高めずに不発で終わっている気はするが、 試みは評価しよう。 でもやっぱりテレビシリーズがよかったな。 ベーシックなタッチでの新ネタはもうないのだろうか。 エンディング曲の "キラキラ星" はイマイチだったかな。 。

関連リンク » 劇場版1 

放送禁止 劇場版 ~ニッポンの大家族~ Saiko! The Large family (2009日本)
監督 ベロニカ・アディソン 企画協力 長江俊和 公式サイト 
放送禁止 劇場版 ~ニッポンの大家族 Saiko! The Large family [DVD][DVD]

放送禁止 劇場版~密着68日 復讐執行人 [DVD] 放送禁止 放送禁止 DVD封印BOX2 放送禁止 DVD封印BOX 実験室KR-13 [DVD]

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3.01.2010

彼はボブ・ホー 「ダブル・ミッション」



ジャッキー・チェン主演のハリウッド作品、 アクション・コメディだ。 アクションはもうやらないのかと思ったが、 要請があれば断れないんだろうな。 アクション俳優としては厳しい年齢になってからハリウッドで火が付いたりする。 皮肉なものだ。 だがジャッキーのやや枯れた表情には微妙なペーソスが漂って、 香港のスターとして人気があった頃よりも何となく気になる。

ママの再婚相手はスパイだった、 という ありがちなファミリーものだし、 元の母子家庭にそれほど問題があるようにも見えず、 最初は嫌われていた新しいパパが、 しだいに子供たちの信頼を勝ち取っていく過程もありがち、 悪者たちもどこか抜けていてシリアスさはなく、 ハロウィンという設定も大して意味がない。 ハッキリ言って凡作^ ^

13才の娘がやたらセクシーな服装で登校したり、 その下の息子のデジタルネイティブさ、 あるいは敵のロシア男のファッションセンスなど、 キャラ中心に展開するコメディのようだ。 このロシア男をやっているマグナス・スケーヴィングという人は実際はアイスランド人で、 エアロビクスのチャンピオンだとか。 "レイジータウン" という子供向けの番組でも人気があるらしく、 そのからみでのキャスティングか。

ジャッキーの役名もボブ・ホーという いかにもなもので、 エンディングにはNG集がついているような映画だが、 そこでのやりとりを気まぐれに紹介してみよう。 ロシア女がNGを出して言う。 "私たち何やってんだろ" そこでジャッキーは返す。 "映画を作ってるんじゃないか"

凡作なりにも ほのぼのとなごめる作品で、 いつか公開されたら、 あるいはDVDスルーでも、 つい応援したくなるような映画なのかもしれない。

(追記) またもや よくわからない邦題になっているが、 公開されるそうだ。 めでたしめでたし。 。



ダブル・ミッション The Spy Next Door (2010) 日本公開6/19 公式サイト 
監督 ブライアン・レヴァント  象のロケット 
ジャッキー・チェン アンバー・ヴァレッタ マデリン・キャロル 
キャサリン・ボーチャー ビリー・レイ・サイラス ジョージ・ロペス 
マグナス・スケーヴィング 
ダブル・ミッション [DVD][DVD]

ゴージャス [DVD] ベスト・キッド [DVD] リアル鬼ごっこ2 [DVD] プロテクター デジタル・リマスター版 [DVD] サイクロンZ デジタル・リマスター版 [DVD]

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