3.15.2010

最後はモヒカンできめる 「眠れる女と狂卓の騎士」



こないだ第一弾、 そして第二弾を見たところだが、 早く片付けたいので^ ^ いざ完結編へ。 日本ではこれ、 盛り上がってるのかどうか いまひとつよくわからなくて、 第一弾以降の公開のスケジュールも未定。 邦題は原作のタイトルに即して表記しておく。 原作は出揃っていて、 面白い!早く続きが読みたい!5段階評価なら6!などと大絶賛されている。 作者の急逝もあってミステリーシーンでは久々のヒットのようだ。

ただ本作だけタイトルが意訳すぎる気がする。 これまではストレートなのに今回は、 英題を直訳すると "蜂の巣を蹴った女"、 だが それは一切無視されて、 眠れる森の美女とか円卓の騎士のもじり、 内容から創作されたタイトルとなっている。 映画の邦題を常々批判する当ブログではあるが、 翻訳界も乱れているようだ。

重症を負ったリスベットだが、 一命を取り止める。 弾丸は無事 摘出され、 後遺症も心配なさそう。 早い回復に担当医も驚く。 全話通して、 やはりリスベットとミレニアム誌ミカエルの信頼関係が軸。 ラストだから当然そこに収束するが、 抱き合ったりベタベタは決してしない。

事件が明るみに出てリスベットは裁判に臨むが、 またしても闇のクラブはこれを封殺しようとする。 ミカエルの命を張ったサポートでリスベットはこれに立ち向かうが、 二人が直接会うことは最後までない。 善人と悪人の対比が鮮やかだが、 今回の善人はミカエルの他に担当医、 女弁護士。 彼らがまた爽やか^ ^ かつ有能なサポートを果たす。

公安も動き出し、 ついに闇のクラブの陰謀は暴かれるのか。 法廷シーンが山場となるが非公開の裁判で地味な印象。 だがリスベットはモヒカン頭で派手にキメて来て、 彼女を閉じ込めた者たちと全面対決。 片や、 無痛症の兄はまだ逮捕されずにうごめく。

今回もやはり2時間越えの長丁場で、 どうせ遅れた公開になるのであれば、 もう一度最初から始めて3本立て7時間ノンストップ上映などで意識 'もうろう' としてみるのもいいのではないか^ ^ 北欧発の三部作を一気に駆け抜けたところで、 早くコレが見たい!(また言ってる。 。)



ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士 The Girl Who Kicked The Hornet's Nest
(2009スウェーデン・デンマーク・ドイツ) 日本公開2010.9/18 
監督 ダニエル・アルフレッドソン 原作 スティーグ・ラーソン 
ノオミ・ラパス ミカエル・ニクヴィスト 
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ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士 上[原作] 上
訳 ヘレンハルメ美穂

ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士 下 ミレニアム2 下 火と戯れる女 ミレニアム2 上 火と戯れる女 ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 下 ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 上

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