エシュロンって何だっけ･･ ｢エネミーオブUSA｣

エシュロンって何だっけなあ､ 粉飾企業だっけ､ って すっかり忘れてしまっているが､ それはエンロン＾ ＾ エシュロンは､ そう､ NSA (アメリカ国家安全保障局) の情報傍受システムのこと｡ 世界中のありとあらゆる情報を盗聴･傍受していると一時期 話題になったあれだ｡ そのエシュロンがHALのように意志を持ったら･･ みたいな内容で､ 今どき微妙にズレた感じではあるが､ 娯楽性たっぷりに映画化されている｡

タイ王立図書館のシステム構築のためにバンコックへ出張中のコンピュータエンジニアは､ 滞在先のホテルで送り主不明の小包を受け取る｡ 開けてみると､ iPhoneみたいな最新型の携帯｡ そこにメッセージが届く｡ メッセージの指示に従ってみると､ カジノで大儲けをしたり､ あるいは飛行機事故を免れたり｡ 依然､ 詳細は不明のまま､ これが国際的な事件であることがわかる｡ 世界中の監視カメラを通して状況をモニターしながら､ メッセージを送りつけてくるのはエシュロン自身であることが判明するが､ 秘密を知った者は次々と殺されてゆく｡ やがてエシュロンは自分自身のアップグレードを図る｡ それはNSAにも止めることができなかった･･

タマラ･フェルドマン扮する女エージェントがなかなか素敵で､ 男二人と狙撃手を相手にヘビーなアクションも披露してくれる｡ アップグレードが完了すると世界はターミネーターのようになってしまうのか｡ エンジニアは知恵を絞ってこれに立ち向かうが､ はたして､ いかなる手段で阻止しようとするのか｡ DVDスルー濃厚ながら､ 機会あらばご覧あれ｡

(追記2010.3.7) こういう邦題になってスルーしました｡



エネミーオブUSA Echelon Conspiracy／the gift (2009) 日本未公開　
監督 グレッグ･マークス　
シェーン･ウェスト　エドワード･バーンズ　ヴィング･レイムス　
タマラ･フェルドマン　セルゲイ･グヴァノフ　マーティン･シーン　
[DVDはレンタルのみ]