
女子高生サバイバル・ドライブ FIVE ACROSS THE EYES (2006) 日本未公開
監督 グレッグ・スウィンソン+ライアン・ティーセン
アルバトロスだから期待はしてなかった。 IMDbでも 'サイテー' みたいなこと言われてるし、 たぶんエロめの安いホラーだろうなくらいに思って見た。 (でも見るのかよ^ ^)
ところがどっこい、 グイグイ見てしまうではないか。 それほどカワイイ娘が出てるわけでもない。 手持ちカメラで、 あーまたこの手のか、 という気はしたが、 それほどドキュメンタリー 'もどき' を気取っているわけでもない。 特殊メイクもないしグロさが売りでもなさそう。 なのに見てしまうのはどういうわけか。
免許取り立てのギャルとその友だち5人がドライブ中、 道に迷ったようす。 責任のなすり合いなんかしている。 この会話もリアルなんだか 'いかにも' なんだかわからないまま、 暗い夜道をクルマは進んでいく。 それなりにダラダラとこのシーンは続くがコレとは違って求心力は維持。 そうこうしているうち、 片方のヘッドライトが壊れたクルマに追い上げられ・・ そして唐突に出来事の渦中に投げ込まれる。
グダグダ言って逃げ回るだけだったギャルたちも、 いつしか根性が座り・・ タランティーノの 「デス・プルーフ
当初の予想に反して、 エロはなし、 グロも控えめ。 ある意味 "チラリズム" がこの映画の求心力だったのかもしれない。 音楽も、 一部の扇情的なヘビメタを除けば品のいい使われ方。
劇中、 遺灰を車内にまいてしまうシーンがあるが、 アメリカ映画だよな・・とスペックを見直してしまった。 調べてみると最近は火葬が増えているらしい。
参照→変貌するアメリカの葬儀
遺灰はギャルの一人の父親のもので、 詳しく書くとネタバレになるので控えるが、 口うるさい母親と年頃の娘の微妙な関係みたいなものが、 このフィルムメーカーの関心事だったのだろうか。 おバカな邦題のわりには手に汗握れる低予算作品だ。

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