
デビッド・ボウイ主演の 「地球に落ちてきた男
ある男が10年間住んだ街を離れる。 友人たちが別れを言いに集まってくる。 男は大学で教鞭を取っているし、 街を離れなければならない理由が友人にはさっぱりわからない。 引っ越しの荷物の中には、 模写ではなさそうなゴッホの絵、 珍しい古代の石などが紛れていて、 同じ大学教授の友人や教え子たちはこの男の素性にさらに関心がわく。
" なぜ住み慣れた街を離れるのか?" ”指名手配でもされているのか?”
みんなは冗談交じりに尋ねるが、 男は ”ひと所にはいられないタチなんだ" などとかわす。 友人たちはこの男が好きだ。 だから何とか行かせまいとして働きかけるうちに、 男は本当のことを話し始める。
男は歳を取らないのだと言う。 古代から生きているクロマニヨン人で、 35歳程度の外見だが実年齢は1万4千数歳だと。 世界中を旅しブッダの弟子となり、 やがてヨーロッパに戻ってその教えを広めようとしたこともある・・ そう、 男は XXXX 本人なのだ。 同じ所にいると歳を取らないことが周りに知れてしまうので10年ごとに移動を繰り返してきたのだと。
SF小説でも書いているのか? ドラッグでもやっているのか? 話が意外すぎたので、 みんなの反応は当然ながらこういう具合になる。 しかし男が語る地球と人類の壮大な歴史には整合性があり、 学者でも知り得ないリアリティに満ちていて聞く者を魅了する。 一人の敬虔なキリスト教徒は反発しながらも引きつけられる。 ある者は精神科医に電話をするが・・
変わった映画だ。 映像は地味だが、 でもすごく不思議な気分になる。 残念ながら日本公開は未定で、 気づいたらDVDスルーになっているかもしれないが、 もし思い出したら、 いつかどこかで見てほしい。


The Man From Earth (2007) 日本公開未定
脚本 ジェローム・ビクスビー
監督 リチャード・シェンクマン
デビッド・リー・スミス
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