5.28.2013

観客を消すマジック?! The Incredible Burt Wonderstone



10日ぶりくらいのエントリーになる。 その間もマメに見てはいるのだが、 幸か不幸か未エントリーとなる作品が続いた。 鑑賞の時間はまさにマジックのように消されてしまったわけだ。 そこへ、 この新作! スティーブ・カレルとジム・キャリーが共演するというアグレッシブな作品だが、 いつもながら日本公開も決まらず。 確かにポスターのビジュアルの通り微妙な部分も多い作品ではあるが、 荒技に満ちたコメディ大作には違いない。

IMDbでまた上手い評を見た。 “Meandering film with no laughs" 紆余曲折ありすぎの笑えないコメディ・・ ということだが、 実際に読めないストーリー展開ではある。 いじめられっ子が誕生日プレゼントにもらったマジックセットで目覚める。 体の弱い子は彼のマジックに魅了され30年後、 二人はラスベガスのステージに立っている。

・・と思えば突如、 名声を勝ち取った二人の前に現れる、 新進気鋭のストリートマジシャン。 その過激で新しいパフォーマンスはマジックを超えた新時代のマジックとも評され、 対して古くさいと評されることとなった二人は、 一方の女グセの悪さも災いし、 コンビを解消し落ちぶれてゆく。

老人ホームでの慰問公演で、 かつて少年をマジシャンへと駆り立てた老マジシャンに出会う。 マジックのスピリットを取り戻し二人はコンビを復活、 さらに紅一点を加え、 新旧マジシャンバトルとなって大技の応酬となるエンディング・・ とまあ少しアップダウンがきつい。

そんなストーリー運びのせいで前半はあまり笑えないが、 老人ホームのあたりからはようやく流れも落ち着いてコメディらしくなり、 結果なかなかインクレディブルだったんじゃないの、 という不思議な作品。 ジム・キャリーもひさびさの 'らしい' キャラだし、 オリヴィア・ワイルドも印象的。

デビッド・カッパーフィールドが特別出演するなど、 マジック好きには嬉しい作品かもしれない。 最後に親友チームが繰り出すのは“観客を消す"という、 かつてないマジックだが、 その舞台裏を見せながら終わる雰囲気などはオシャレ? 乞うご期待!




The Incredible Burt Wonderstone
俺たちスーパーマジシャン (2013) 日本未公開
監督 ドン・スカーディノ 
スティーブ・カレル スティーブ・ブシェミ オリヴィア・ワイルド 
ジム・キャリー アラン・アーキン 

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