
「JUNO
時代は、 音楽を聴くのにカセットテープが主流であった頃。 選曲を凝らした mixed tape を彼女や彼にあげたり。 文科系落ちこぼれの三人は、 カーラジオでボウイの "Heroes
"ウォールフラワー" とは '壁の花' だが、 辞書によるとダンスパーティなどにパートナーを同伴しないで来る者のことを言うらしい。 そう言えば昔のディスコは同伴でなければ入れなかったなあ、 などと関係のないことに思いを巡らす。 目立たない存在、 というニュアンスでもあり、 原題は '壁の花だっていいことあるさ' くらいの雰囲気か。 自殺した親友に綴る手紙として物語は語られ、 幼い頃のフラッシュバックがときおり入るが、 それらを問題意識を持って取り上げるというより、 ありがちな心の傷の一つとしてさらっと取り込んだ今風の青春物語と言える。
ロッキー・ホラー・ショー
エマ・ワトソンも 'まつじゅん' 似のエズラ・ミラーもグッドキャスティングに思うし、 Dexys Midnight Runners "Come On Eileen" を含むサウンドトラックも充実しているが、 トレンディドラマとしては上質、 しかしそれ以上でも以下でもないという感想となった。 ハマれる人はハマれるのだろう。 乞うご期待。



ウォールフラワー the perks of being a wallflower (2012) 日本公開2013.11.22
原作・脚本・監督 スティーブン・チョボウスキー
ローガン・ラーマン エマ・ワトソン エズラ・ミラー
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