6.01.2012

言い訳でも楽観でもなく 「最低で最高のサリー」



奇跡のシンフォニー August Rush」 (2007) で子どもだったフレディ・ハイモアがもう高校生役。 エマ・ロバーツというコは初めてじっくり見た気がするが、 なかなかキレイなコですな^ ^ 「(500)日のサマー」 のスタジオが贈る、 ということなのにDVDスルーらしい。 オシャレな原題のニュアンスを完全にすっ飛ばした薄っぺらい邦題付きで。

ストーリーは語るほどでもないが、 どうせ いつかは死ぬんだからと、 何に対してもやる気のないジョージが、 ちょっぴり不良のサリーに恋して巻き起こすアートな卒業前の数週間。 それぞれの家庭事情もほどよく描かれ、 古き良き恋心いっぱいの作品だ。 NYの街は今でもピリっと寒く、 この路線の映画が今でも作られるのは嬉しい。 エントリータイトルは離婚を決めたジョージの母が、 彼の義父を評したセリフから。

パーティで "女の子 紹介しようか" と言ってる黒髪のコがスピルバーグの娘さんだそうで、 一昔前のアイドル アリシア・シルヴァーストーンが高校の教師役。 歳月を感じながらも、 少しだけ青春を取り戻した気になれる良作。 あなたのハートには何が残りましたか。


最低で最高のサリー The Art of Getting By (2010) 日本未公開 
監督 ギャビン・ウィーゼン 
フレディ・ハイモア エマ・ロバーツ マイケル・アンガラノ 
サーシャ・スピルバーグ アリシア・シルヴァーストーン リタ・ウィルソン 

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