4.15.2010
娘を看取る・・ 「復讐捜査線」
ホラーっぽいポスターだし、 同名のホラーもあるようだが、 これは今年の作品で社会派。 「チャイナ・シンドローム」(1979) と 「狼よさらば」(1974) を足したような内容と言えばわかりやすいだろうか。 核問題など少し古い気がするが、 実は1985年のイギリスのTV映画をリメイクしたものということ。 しかし政府機密事項、 軍需産業という部分は現在でも古くない問題と言え、 25年経っても世界は進歩していなことが告発されているのかなとも思う。
「96時間」 では、 パパは超人的な活躍をして娘を救うが、 ギブソン演じる刑事パパは娘を救うことができない。 事件はあまりにも突然に起こり、 目の前で娘を失うこととなる。 これはキツイ展開だなと、 娘を持つ身としてはホラー以上の恐怖を味わいながら見た。 幼い頃の娘がその後もときおり現れて、 シェービングクリームを塗ってパパの真似をするところなんかは何とも物悲しい。
娘の勤務先、 ボーイフレンド、 ガイガーカウンター・・ 肉親の捜査に関われない刑事は、 独自捜査でなぜ娘が死ななければならなかったかを解き明かしてゆく。 そこには法で裁けない巨悪の存在があった。 核心に迫った父だが、 巨悪が接近を許すはずがない。 闇に葬る計画が進行していた。 だが黒幕である政府系企業のセキュリティ担当は、 敵ながら なぜかこの男に共鳴してゆく。 闇の淵で、 男は最後の戦いに挑む・・。
遠くを見るギブソンの目がいい。 こんな目に遭いたくはないが、 古き良き映画のエッセンスが詰まった良作。 日本では公開されるのか、 されるとしても、 それがいつになるかはまったくの未定。 ため息だね。 。
(2011.9.12) こういう邦題になって、 いつの間にか公開されていたもよう。 。
復讐捜査線 EDGE of DARKNESS (2010イギリス・アメリカ) 日本公開2011.7 監督 マーティン・キャンベル メル・ギブソン レイ・ウィンストン ボヤナ・ノヴァコヴィッチ ダニー・ヒューストン ショーン・ロバーツ カテリーナ・スコーソン
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2 コメント:
こんばんは~。
ご無沙汰しております^^
メル・ギブソンの新作ですか。動画を見ましたが、いやあメルすっかり貫禄付いちゃってますね(笑;)。
メルといえば私の中ではリーサルウェポン2辺りの狂犬のイメージなんですが、もうン十年も経ってるのでそろそろ現実を見ないといけませんね(笑)。
これはハデなアクションではなく社会派サスペンスになるんですね。「チャイナシンドローム」は好きな作品なので私でも楽しめるかな。
ガツンと応援いきます♪凸
>umetraman さん
コメント、応援ありがとうございます!!
貫禄を通り越して、少し弱ってる印象です^ ^ それが演技なのか地なのかは定かではありませんが。
アクションが売りではありませんが、リアルで渋い格闘や銃撃はあります。 早く公開されればいいんですけどね。
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