2.15.2009
助けてパパ! 「96時間」
全米が熱狂するアメフトイベント "スーパーボウル" の開催中、 劇場映画はラブコメやホラーなど主に女性向けの作品を公開してこの期間をしのぐが通例だそうで、そうしたジャンルに収まらないこんな作品がこの時期に公開され、しかも好成績を残したのは異例のことらしい。 作品に自信があったからこそ ぶつけられたわけだが、 その注目作を見た。
「ヒューマン・トラフィック」 という人身売買の実態に迫る作品を以前に見たのだが、 テレビものにもかかわらずショッキングな内容だった。 このTAKENは、 ヨーロッパ旅行中に誘拐された娘を、 たった一人で救出に向かう父親の物語。 存在するリアルな問題をシンプルなプロットに仕立て、 リュック・ベッソン復活を宣言するかような快作だ。
両親の離婚後、 母や裕福な義父と暮らす娘。 17才の誕生日を迎えた彼女へのプレゼントに実の父が選んだのは、 ハンディカラオケ。 歌が好きな娘を思っての品だったが、 他の豪華なプレゼントの前では子供っぽすぎたか。 父はプリベンターと呼ばれる政府関係の仕事をしてきたが、 引退して現在は定職なし。 娘はほどなくヨーロッパ旅行に出るが、 パリに着くなりアルバニア系の組織に誘拐される。 誘拐される瞬間に電話を受けた父は単身、 パリへ。 この手の事件では救出できる可能性があるのは事件発生後96時間以内とされ、 それ以後は望みがない。 特殊部隊仕込みの全能力をフル稼動するパパの追跡劇は即時に開始される。
演出はどこか地味で渋めだが、 テンポは速くて手に汗握る。 パパの辞書に、 泣き言や言い訳の文字はない。 あらゆる事態に迅速に対処し、 危険も法も顧みない。 かっこいい! こんなパパになりたいよ^ ^ ついに追いつめた人間オークションの元締め。 その主犯格の男が言う。 "これはビジネスなんだ 個人的なことじゃない 話し合おう" だがパパは・・ "俺にはひたすら個人的なことだ" Bang! Bang! Bang! Bang!
娘が大きくなってもヨーロッパだけには・・ いや、 それまでに特殊訓練を積んどくか。 例によって日本での公開時期も邦題も未定だが、 乞うご期待! (追記:邦題は 「96時間」 となったもよう。 なんか..サエないタイトル..)
96時間 TAKEN (2008フランス) 日本公開2009夏 オフィシャルサイト
脚本 リュック・ベッソン+ロバート・マーク・ケイメン
監督 ピエール・モレル
リーアム・ニーソン マギー・グレイス ファムケ・ヤンセン アンカ・ラディチ
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2 コメント:
こんにちは!
どうも~^^
これは面白そうですね!
特殊部隊仕込みのリーアム・ニーソンはカッコ良さそうですなあ。トレーラーも観ましたが、緊迫感ありそうで期待大ですね。
それと!それと!ファムケ・ヤンセンまでも!^^
リュック・ベッソンはニキータが一番好きなのですが、この頃の雰囲気が復活してるんですかね♪
ところで、これと同じタイトルのUFOアブダクション作品ってありませんでした??(笑;)
ガツンと応援いきますよ~♪凸
>umetraman さん
コメントありがとうございます!!
確かに 宇宙人に "連れ去られる" (Taken) のもありますね、調べると並んで出てきます^ ^
ニキータやサブウェイほどではないかもしれません^ ^が、自分的には好印象でしたね。 少し前はかなりつまらなくなってましたからね、ベッソンさん。
ファムケ・ヤンセンは今回は別れた妻で、かなり冷た〜い役柄ですよ。 それによってニーソンのつらさが際立っていいんですが。 。 早く公開が決まってほしいものですね。
応援ありがとうございます〜〜!!
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