8.22.2009
白はピュアの印 「ハスラー・ホワイト」
"ハスラー" とは この場合、 ビリヤードで稼ぐ人ではなく "男娼" のこと。 ハリウッドはサンタモニカ・ブールバードの街角に立って稼ぐ男たちを追ったセミドキュメンタリーな内容で、 ゲイムービー専門の方曰く '驚愕' だそう。 またホワイトというのは 'ピュア' であることの象徴らしい。
98%ストレートな自分がなぜこれを見てしまったのか・・ 大した理由はない^ ^ いつもの気まぐれピックアップの結果なのだが、 まあしかし意外にイヤな感想はなくて、 '驚愕' というよりむしろ ほのぼのとした、 爽やかとはいかないまでも、 何かしらの感慨が残る作品ではあった。 名作 「真夜中のカーボーイ」 を彷彿とさせないこともない^ ^
メンズスーパーモデルのトニー・ウォードを主演に、 知る人ぞ知るヘンタイ映画人ブルースが、 ハーブ・リッツらと親交のあるLA在住フォトグラファー リック・カストロと共同脚本・監督にて製作。 ブルースはユルゲン・アンガーなるジャーナリスト役で出演もしている。 ユルゲンのアップを見ているとゲイリー・ニューマンを思い出したりもする。 いや、 チャップリンにも似てるか。
ジャグーに浮かぶ男から始まり、 いくつかのヘンタイ・プレイを紹介した後またジャグジーに戻るが、 クライムストーリーっぽくしているわりに死の理由は非常にユルいものだったり、 '驚愕' と '脱力' があいまった絶妙で微妙なセンス?で、 ゲイの方、 あるいは腐女子ならずとも一見の価値あり、 か。 。 (ボカシはやめてもらいたいが) 96年ってこんな雰囲気だっけ。 ともあれ90年代後半のハリウッドは、 どこか今の日本に似た濃度の高い閉塞感が漂っていた。
ハスラー・ホワイト HUSTLER WHITE (1996ドイツ・カナダ) 日本公開1997
監督 ブルース・ラ・ブルース+リック・カストロ
トニー・ウォード ブルース・ラ・ブルース
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