7.30.2009

ややこしいタイトルをつけるな 「ホーンテッド・ハウス」



ときどき地味〜なのが見たくなる。 そんなときにぴったりの?お化け屋敷モノ・・ と思ったら、 全く違っていた。 それもそのはず allcinemaの記載が間違っている。 というか 同タイトルの1991年のTVM があるのだが、 そこに本作のDVDが表示されている。 Amazonへ行って そこのデータと見比べれば出演者やディレクターがまるで違うのがわかる。

DVDジャケットに書かれた原題らしき英文字は HAUNTED HOUSE となっているが、 これが間違いを誘発するのだろう。 そもそも邦題がおかしいのだ。 どこからホーンテッド・ハウスが出てくる? デザイナーがこれを逆に英訳しちゃって余計にややこしいことになっているのだろう。 1991のTVMは原題が THE HAUNTED で、 こちらの本当の原題は KOLOBOS、 切り刻まれたものとかいう意味のギリシャ語だそう。 "サキュバス" とかの系譜か。 家は出てくるが、 お化け屋敷ではない。 正しくはallcinemaのココに このDVDは表示されるべき。

そんなこんなで地味さは味わえなかったが、 これはこれで意欲的な?作品だった。 ローカル新聞の募集覧に "実験映画の出演者求む" という広告が掲載され、 集まったのは売れない女優、 売れないスタンドアップ・コメディアンなど5人の男女。 そのなかには精神科の施設に入っていて、 治療の一環として参加する女もいた。 女はリストカッターで不気味な絵を描いたりしている。 ポルノかB級ホラーだろうというみんなの予想に反して、 マジメそうな監督がピザを持って現れる。

カメラは室内のあちこちに仕掛けられている、 自然に振る舞ってくれればいい、 私は外のバンで様子を見ている。 監督がそう言い残して去った直後、 キッチンで一人の女が、 空を切って飛び出してきた円盤ノコギリによって切り刻まれる。 センサーに反応して飛び出す仕掛けになっていた模様。 スナッフフィルムという実録の殺人映画が流行ったが、 それだったのかと一同パニックになる。 が、 時すでに遅し。 すべてのドアや窓にはシャッターが下ろされる。 次々に殺されていく出演者たち。 一様に不思議なメッセージを残して。 "コロボス 今日 おまえは存在する" ・・

女が見た男は、 自らの顔を切り刻んで皮を剥がすが、 それは女の幻覚なのか。 不思議なことに殺人は、 女が描いた絵の通りに進む。 最後に大きなどんでん返しを残して・・ テーマ曲が 「サスペリア」 とよく似ていて、 意識したのだろう、 目玉グサリなんかも登場する。 また外れたエントリーになってしまった。 。



ホーンテッド・ハウス KOLOBOS (1999) 日本未公開 
監督 ダニエル・リアトウィック+デビッド・トッド・オクバーク 
エイミー・ウェバー ドニー・テラノヴァ ニコール・ペレリン 
ホーンテッド・ハウス [DVD][DVD]

ゾンビ・ストリッパーズ -コレクターズ・エディション- 無修正版 [DVD] 赤い影 [DVD] ウィッカーマン (ユニバーサル・ザ・ベスト2008年第4弾) [DVD] 屋敷女 アンレイテッド版 [DVD] クライモリ デッド・エンド [DVD]

powered by G-Tools

0 コメント: