監督作品では 「AIKI」 や 「暗いところで待ち合わせ」 はよく覚えてるし、 脚本では 「アジアン・ビート日本編」 あるいはマスターズ・オブ・ホラーの三池崇史担当の1エピソード 「インプリント ぼっけえ、きょうてえ」 や村上龍原作の 「オーディション」 もそうだったんだなあ。 もちろんお父上である今村昌平監督作品の何本かの脚本も担当している。 天願大介・・ いつも気になる人ではある。 そして今回の作品はある意味で想像を絶するトンデモ映画だが、 不思議なセンスに満ちていて、 時間は2時間40分と長めだが貴重な映画体験となった。
一言でどんな映画かと説明するのが最も難しいタイプ。 一昔前のB'zの曲を冠してみたが、 そういうテイストではもちろんない。 いや、 ある? "幸せになるには満足の水準を下げろ" "天才が人類を絶滅へ導く" などのフレーズが反語ではなくマジに語られているようだし、 ところどころで挿入されるスズキコージのイラストを使ったアニメと三上寛の歌との何とも言えないミスマッチ。 女優陣は惜しげもなく脱いでくれるし、 かと思うとホラータッチだったり・・
ファンタジーというトレンドを意識した企画なのかもしれないが、 ダークなのか明るいのかも不明で、 どちらにせよ度を超している^ ^ エロスの表現は日本的あるいは今村昌平的な気もするが、 貞操帯の今風なアレンジには笑った。 それでいて画面から力を放つというより、 むしろ画面に引き込む力の強い王道の技。 ドタバタ喜劇と静寂が共存するような、 近年まれに見るヘンな映画、 そのくせ品良くまとまっている・・ もうこれは見てもらうしかない。 主張にも共感できるなあ^ ^ GWは 「おっぱいバレー」 とこれで決まりだ!
世界で一番美しい夜 (2008日本) *R18指定
原作・脚本・監督 天願大介 pr 仙頭武則
田口トモロヲ 月船さらら 美知枝 三上寛 市川春樹 佐野史郎 石橋凌
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