この邦題は困ったものだ。 センスが悪いというのではなく、 明らかに間違い。 このタイトルでは、 おてんばとか、 問題があっても結局はライラがヒロインなのだと思わせるが、 ライラはキャストの一人に過ぎない。 ライラとのラブストーリーではないのだ。 邦題つけた人、 ちゃんと観たのか?
したまちコメディ映画祭 in 台東 で公開されたが、 一般には未公開で終わっている。 その理由は つまらないからではなく、 キツすぎるのだ^ ^ このポスターのキャッチ "愛が吹く" "愛は痛い" が物語るように、 徹底的に恋愛や結婚を皮肉ったブラックなラブコメと言える。
ベン・スティラーが演じるのは、 いい年になっても独身で、 まわりからゲイだの早く結婚しろだのヤイヤイ言われる男。 元婚約者の結婚式に出席して感慨に沈んでいる矢先にライラと出会う。 こういう男に限って理想が高いので、 こんな美人でもクールに対応するだけ。 しかしタイミングがタイミングなのでようやく結婚に踏み切るが、 これが間違いの元だった。 ハネムーン・スイートで、 いかに彼女のことを知らなかったかが露呈し、 さらにはその旅行先で もっと惹かれる女性に出会ってしまう。 妻が日焼けによる炎症で外出を控えたのをいいことに、 男はシングルのふりをして・・
さすがに日本では受けないだろうなというギャグばかりだが、 冷ややかに観ていると ときどき(爆)。 。 なぜか音楽は微妙によくて、 男が好きだというデビッド・ボウイが要所でかかり、 ライラが ボウイのTシャツならぬパンティを持っていたため、 運命の人ということになる。 そんなものあるのか? スティラーの父親役で、 本当のお父さんであるジェリー・スティラーが出ているのも見ものか。 B級ゆえに公開されなかったのではなく、 公開を拒絶されたかのような、 DVDスルーの醍醐味が味わえる1作だ^ ^
ライラにお手あげ THE HEARTBREAK KID (2007) 日本未公開
監督 ファレリー兄弟 official site *「ふたり自身」 (1972) リメイク
ベン・スティラー ミシェル・モナハン マリン・アッカーマン
ジェリー・スティラー
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