下北沢トリウッドという劇場発の企画だそうだが、 みずみずしい映画を生み出してくれた。 映画監督になりたいヤツは企画を持ってこーい、 ということで映画学校を出たばかりの弱冠19才、 深井監督が選ばれたわけだが、 企画というものは、 それが面白いかどうかを判断するほうが難しい。 なかなか見る目があったと思う。
昼は牛丼屋、 夜はセクキャバで働く、 監督と同年代のギャルの日常が描かれる。 セクキャバって何? ということだが、 キャバクラはお酒を飲みながら女の子と会話するだけでかなりのお金が飛んでいくところ。 セクシーキャバ (セクキャバ) も似たようなものだが、 会話よりスキンシップを重視する質実剛健な?バージョンだ。 もう10年以上前になるが、 赤坂パラディッソはハッスルタイムで盛り上がっていた。 最近はさらに進化してるとの噂も聞くが、 ここに出てくるのはまだパラディッソの感覚で、 監督の実体験も入ってるそうだが、 懐かしいようなアホらしいような、 まあ、 あまり変わってはいないようだ。 ってセクシー風俗探検家でもないのに、 書きすぎたかな^ ^ とにかく牛丼を食べて夜の街をうろつきたくなる映画ではある。
優子は寝た男の記録を事細かにメモしている。 ある意味これはスゴイ。 その数や膨大なアーカイブとなっていて、 これだけでブログでもやれそうだ。 そんな彼女は牛丼屋によく来るオジサンに恋しているが、 さして渋いオジサンでもないので恋心は理解できないが、 彼女が恋のターゲットに対し取るアプローチは、 紅ショウガをサービスする程度なのがカワイイ。
優子はバイト先のオバサンとよくぶつかる。 それは若いだけが取り柄の私も、 すぐにああなってしまうことを自覚していたからの敵対心だったのだろう。 高校生のバイト仲間との軽妙な会話、 キャバ嬢仲間との微妙な友情・・ 短編ながら笑いとペーソス、 自分なりの情報や視点のある佳作だ。
梅田優子の告白 (2008) 50分作品
監督 深井朝子 インタビュー
焼広怜美 本多菊次朗 川村りか 吉田晋一 野口かおる 三島ゆたか
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