3.28.2009
映画って何だろう 「サーチャーズ2.0」
これも見逃していたので、 公開から2ヶ月半という早さのDVD化は歓迎したい。 "パンクムービーの奇才" などの宣伝文句を抜きにすれば楽しめた。 映画を取り巻く状況への '嘆き' は、 主役の二人の痛いまでの映画オタクぶりを通して伝わる。 ただし、 すでにハリウッドへの批判というスタンスではなく、 年老いた役者崩れ、 脚本家崩れが往年のウェスタン映画を懐かしむ、 笑いとペーソスあふれるロードムービーといったところ。 そのように表現してしまうと客は呼べなかったのだろうか。
アリゾナのモニュメントパークで開かれる上映会の特設スクリーン。 広大な景色のなかに広げられたビニールの大スクリーンを見ていると、 このだだっ広い大陸を制覇したハリウッド映画というのは何だろうと、 あらためて思う。 そこにはもうブルーオーシャンはないのかもしれない。 銀幕の夢も、 熱狂も、 過ぎ去った世紀の思い出に過ぎないのかもしれない。 それでも映画は作られ続け、 人々は見せられ続け、 巧みな利権システムに 今日も幾ばくかの金を吸い上げられて 映画産業に貢献するガソリンのような存在であり続けるのだ。 いつの日か映画ファンの正義と復讐は成し遂げられるのだろうか。
サーチャーズ2.0 SEARCHERS 2.0 (2007) 日本公開2009
監督 アレックス・コックス 公式サイト&トレーラー
デル・ザモラ エド・パンシューロ ジャクリン・ジョネット サイ・リチャードソン
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