監督 ハーモニー・コリン
ティエゴ・ルナ サマンサ・モートン ドニ・ラヴァン
レオス・カラックス ヴェルナー・ヘルツォーク
ちょっとバタバタしていて三日ほど映画が見れなかったら、 もう禁断症状。 。 だから選んでしまったのはコレ!「ガンモ」 からもう10年、 あの頃はありがたがってフィルムフォーラムだったかな、 見に行ったよな。 好き嫌いがハッキリと分かれる監督だと思うが、 自分は好きだ。
そして今回、 狙いすぎるぐらいに狙ってる。 主人公は、 ものまね芸人たち。 芸人と言うより24時間その人になり切っている "インパーソネーター" という存在だ。 そして平行して登場するのが、 パラシュートなしでスカイダイビングする尼僧・・?! キャストに ドニ・ラヴァン、 そしてレオス・カラックスやヴェルナー・ヘルツォークまで出てる!
マイケル・ジャクソンのものまね青年はパリの街角でパフォーマンスするも大した金は稼げず、 エージェンシーの紹介で老人ホームを慰問、 そこでマリリン・モンロー(のそっくりさん)に出会う。 微妙に惹かれ合う二人。 マリリンは彼をスコットランドの田舎にある、 一種のコミューンへ誘う。 そこにはものまね芸人ばかりが集まり、 好きなことをして暮らしていると言う・・
片や貧困の村を救済するため セスナから食糧を投下する尼僧たち。 奇跡は信じるから起きるのだと・・
どのそっくりさんも、 そっくり度が微妙で、 そのへんも味わいどころだろう^ ^
ものまねとまでは行かなくても 誰かを意識することはよくある。 自分のことが嫌いなのは 好きの裏返しに違いない。 映画を見るなどという行為自体 "自分ではない 誰か" "ここではない どこか" そして "今ではない いつか" の希求に他ならないのではないか。
けっしてユルくなりすぎないし、 マジメすぎるわけでもない。 悪ノリもしないし、 やさしさを売りにしてるというのでもない。 感性に走ってるように見せて冷徹に計算され、 主張と愛情ちょっぴり。 このへんがコリンなんだろう。 見終わってすぐに、 もう一度見てみたくなる、 稀少なセンスの作品だ。
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おまけ Carax's "my last minute"
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