残暑の頃に日本公開が決まった､ ご存じハリウッドリメイクの新作ホラーを一足先に見た｡ 心霊写真という懐かしアイテムをモチーフにしたタイ製ホラーがオリジナルだが今回､ 一瀬隆重プロデューサーは ｢ＴＨＥ ＪＵＯＮ／呪怨 ｣ 同様に日本人監督を起用､ 舞台を東京に移しての大胆リメイクとなった｡
しかしながら感想は？と聞かれると微妙で､ 一言で言うと意外にオーセンティックな 'しっとり系' のホラーだった｡ ハリウッドの意向か､ ネオ･ジャオパネスクみたいなセンスの広告写真の撮影風景が展開するがズレたオシャレさ｡ ロケ場所はモダンかつ､ どこか裏寂しい場所が選ばれていて 'しっとり感' によく貢献している｡ ショック的な部分ではとくに目新しさは見つからないが ｢トカゲ女｣ 的な爬虫類感覚がフィーチャーされてはいる｡ それでもグロすぎないように配慮されていて､ あくまでメジャー作品なのだ｡
火葬シーンも登場するが､ このへんはさすがに日本人監督なのでキッチュな日本様式は飛び出さない｡ 西洋人にとっては不思議な儀式だろう｡ オリエンタルな怖さは伝わっただろうか｡
山本圭は何を言ってるのか､ 英語よりわからない｡
どことなくニコール･キッドマンの妹のようなレイチェル･テイラーの一所懸命さは可愛いが､ セイコ役やチラッと出るだけではあるが広告代理店の受付嬢なんか､ 日本の映画やテレビには出て来ない新鮮な日系セクシーキャラで､ 彼女たちの方が気になる｡
シャッター SHUTTER (2008日本) 9/6公開 オフィシャルサイト＆トレーラー
監督 落合正幸
ジョシュア･ジャクソン レイチェル･テイラー 奥菜恵 山本圭
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Unrated Edition というバージョンで見たが､ もしかしたら公開時はこれよりもさらにあっさりするのだろうか｡ ｡ 予告編は公式サイトでご覧になれるので､ オリジナル版のトレーラーをYouTubeから引っぱってくることにする｡ どっちが怖いか比べてみるのも一興かと｡
こちらがオリジナル
心霊写真 SHUTTER (2004タイ) 2006日本公開
脚本･監督 パークプム･ウォンプム + バンジョン･ピサヤタナクーン
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