5.08.2008

女たらしで優柔不断な男が最後にやってくれる Rendition


Rendition (2007)
日本公開未定 
監督 ギャビン・フッド 
脚本 ケリー・セイン 
オマール・メットウォーリー リース・ウィザースプーン ジェイク・ギレンホール 
メリル・ストリープ 

Extraordinary Rendition [特例拘置引き渡し]
*テロ容疑者を極秘に拘束・移送可能にする特例措置 

つまりテロの容疑に関しては基本的人権を無視して、拉致・監禁・尋問ようするに拷問してもいいということらしく、こうしたCIAの内幕を告発する問題作。

南アフリカでの会議に出席したエジプト系アメリカ人、帰りの連絡を聞いて空港で迎える妻子、しかし飛行機が到着しても一向に現れず。夫は携帯電話にテロ首謀者からの着信があったという理由で人知れずどこかへ移送されていた・・

このへんまで見て 「ミッドナイトエクスプレス」 を思い出したが、今回、一人の無実の男を過酷な状況に置いたのはトルコ警察でも南アフリカ政府でもなく、他ならぬ自国の諜報機関だった。CIAテロ対策本部長を演じるメリル・ストリープ、憎々しい表情でさらっとレンディションの命令を下す権力者の雰囲気が上手すぎ。

夫の身をただ案じるだけでなく、知り合いの議員に働きかけるなどパワフルな妊娠100日目の妻を演じるのはリース・ウィザースプーン。「キューティ・ブロンド」 はよかったな〜 でもそれ以降、いろいろ出てる割りにイマイチかなという印象ながら、本作でもまあ好演。そして最後にストーリーの重要なカギを握るのが新米CIAエージェントであるジェイク・ギレンホール。女たらしで優柔不断そうなこの男が最後にやってくれるのだが、そこは見てのお楽しみ。

人権を大義に中国を牽制する国が一方ではこういうことをしている。こわいですね、こわいですね・・ と淀川長治風に終わる。




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