9.04.2011

人類にとって偉大な一歩進んで二歩下がる^ ^
アポロ18



アポロ・・ 自分らの世代には懐かしい響き。 アポロ11号で人類が初めて月に降り立った。 1970年の大阪万博では月の石が展示されたりもした。 それからアポロ計画は17号まで進み、 その後コストや時代背景ともに立ち消えになっている。 しかし実はアポロには18号があった。 隠された恐るべき事実とともに・・ 18号が持ち帰った8mm映像で再構成された?のが本作である、 映像は一切 改変されていないとのこと。

しかし最後まで見たら、 地球に帰って来ていないし、 フィルムは燃え尽きちゃってる気がするのだが、 そこはまあ ご愛嬌? IMDbでは宇宙版 「ブレア・ウィッチ」 などど形容され賛否両論だが、 そそられる企画ではあった。 予算500万ドルとのことだから思いっきりローバジェットでもないが、 全編それらしいチープな映像で構成されている。

三人の宇宙飛行士が月に降り立つ。 月面のサンプルを採取するなどして、 概ね順調にコトは運んでいる。 しかし、 予想外のものを発見。 それは自分たちより先にここへ来たソ連の月着陸船であった。 しかも宇宙飛行士の死体付き。

このあたりまではワクワクするし、 もしかして、 自分がかつて子供心に恐いと思ったウルトラマンの "ジャミラ" 的展開では?! と勝手に期待してしまった。 しかしまあ、 いたずらにショッキングな演出の向こうには、 しだいに安物のエイリアンが見え隠れしてくる。

もしホントにこんな事実が判明していたら、 アメリカなんかは恐くて月を破壊する計画でも立てているに違いないが、 この仮想の記録映像のなかで三人の飛行士は、 自分たちは英雄になるどころかギニーピッグであったことを悟る。 ヒューストンからは "帰還は許可できない" との一方的な通達を受け、 それでも故郷・地球に帰ろうと・・

もうひと練り欲しかったところではあるが 「アポロ13」 が描いた人知の可能性と対極にあるものが番号違いで出て来てしまった^ ^ 乞うご期待。 。



アポロ18 APOLLO 18 (2011アメリカ・カナダ) 日本公開2012.4/14 公式サイト 
監督 ゴンサーロ・ロペス=ガイェゴ 

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