8.13.2011

曼珠沙華からマンホールへ 「たまの映画」



「忍たま」 じゃないよ^ ^ もう20年も前になるのか。 。 そういうバンドがあったんだ・・ としか子供にも説明できない。 いわゆるバンドというイメージからもかけ離れた突然変異体、 イカ天は見てなかったがCDは1枚持ってる。

YouTubeで探すとたくさんあるし、 今でも支持は厚い。 アングラが間違って表に出てしまったわけだから当然、 受け付けない人もいただろうが、 イカ天での決戦に敗れたマルコシアス・バンプにさえ "凄い" と言わせてしまう彼らの存在感とは何だったのだろう。

現在の彼らを追うドキュメンタリー作品ではあるが、 残念ながら柳原氏は出て来ない。 氏が脱退したときの思いを "残った三人でも続けられるけど、 あの気持ちよかったハモりは二度と味わえない" と語る知久氏。 天才がもう一人の天才を認めるこうしたセリフはなかなか聞けるものではないが、 老けた知久氏を見るのはややショッキング。 そして なぜか背が伸びたように感じるのは気のせいか^ ^

映画を観終わっても、 YouTubeでかなりの時間、 昔の曲や知らない曲に聴き入ってしまう。 元たまの四人は現在も音楽を作り続けている。 そして "やりたくないことをやらなくても何とか食っていける" くらいには自由だそうだ。 しかし才能にもチャンスにも恵まれた者たちが手にしたのはその程度のことかと思うとわびしさが漂う。 じゃあガポガポ儲けていればいいのかという意味でもないが、 'やりたいこと' は 'できること' の外側にもたくさんあるのが若さだったのかなあ などと考えてしまう2011年のお盆であった。 。



たまの映画 (2010日本) ドキュメンタリー 公式サイト
監督 今泉力哉 
石川浩司 知久寿焼 滝本晃司 大槻ケンヂ ケラリーノ・サンドロヴィッチ 
たまの映画 DVD-BOXDVD-BOX

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