3.08.2015

ボケ&もっとボケ Dumb and Dumber To



20年の歳月を経ての続編ということだそうで、TwoをToと書くおバカさはカワイイ。(クレジット後にFourをForと書くギャグもあるので最後まで見よう)ジム・キャリーは好きなのになぜか前作は見ていない。あのオカッパがあまりにキモかったせいだと思うが、今回も同じヘアスタイルで、老けたジムの顔にこのアタマが乗っかるとキモさにはさらに拍車がかかったように思う。

ギャグはどうかというと面白くなくはないし、量も質も悪くないと思うが、ドッカーンとは来ない。そんなおバカ二人を見ながら考察してみたのだが、もしここにツッコミがあればトータルテンボスくらいに面白いに違いないと。あらためて漫才はすごいなと思うと同時に、向こうはピン芸人であるスタンドアップコメディアンがメインストリームであることにも関係するかもしれないと分析。つまりアメリカの笑いはボケっぱなしではないのか。だからドッカーンと来ない?見る側が心のなかでツっこむのかもしれないが、ある意味バカを指さして笑うようなプリミティブな笑いとも言える。

もしかして漫才のスタイルであるボケとツッコミを海外に持って行くと受けるかもしれない。英語やスペイン語で演じる漫才は、アニメに継ぐクールジャパン・カルチャーとなるかもしれない。これは誰も思いついてないんじゃないかと調べてみたら、少しあった。ここにもLA LIVE ちょっと香港映画を見ている気がしたり、ツッコミが足りない気もするが動向を見守りたい。

パンチライン(1988)ではライバルだったスタンドアップコメディアンの二人が、コンビを組んで漫才をやるというようなストーリーの映画ができないとも限らない。本作から逸れてしまったがぜひForまで見てみたい。


帰ってきたMr.ダマー バカMAX!Dumb and Dumber To (2014) 日本公開未定
監督 ファレリー兄弟 
ジム・キャリー ジェフ・ダニエルズ レイチェル・メルヴィン 
パトリシア・フレンチ ローリー・ホールデン ロブ・リグル スティーヴ・トム 

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