このごろ本数が減ったなと思っていたのに、 けっきょく272本は見たようす。 そして“気に入った!”のは下の9本とのこと。 ・・と、 何か人ごとのようだが、 こうして走り書きでもしておかなかったら思い出しさえしないかもしれない。 ああ、 そう言えば・・ くらいの記憶で。 気に入ったものですらそうだから、 気に入らないものは見たことさえ忘れているに違いない。
健忘症かアルツハイマー? というより、 むかしからそんな感じ。 さらに最近は娘に薦められたアニメ 「会長はメイド様!」 まで見るし、 テレビドラマでは 「あまちゃん」 から 「半沢直樹」 さらには 「安堂ロイド」 まで見た^ ^
見てるあいだはどれも面白かったし、 次回が待ち遠しかった。 映画なんか必要としない人の気持がよくわかった。 いっぱしの映画フリークを気取っている自分にとって、 映画とはなんだろうかとあらためて問いかけてみる。 それはただの暇つぶしか、 一晩寝れば忘れる娯楽か。 しかし答えは出ない。
ここではないどこか、 自分ではない誰かを求めて、 現実を逃避しつつ現実に帰るもの。 かつてはそんなふうに定義していたように思う。 が、 なぜか今はそれも虚しい。 ようするに不作なのだろう。 それでも年間300本近く (オリジナルビデオも含む) 見る貪欲さだけは残っているとも言えるが、 もっと本数を減らしてハングリーな状態にしておいたほうがいいのでは、 とも思う。
人生を変えるほどの作品は生涯に1~2本あればいいのだろう。 というか、 そこまでの何かを映画、 あるいはアニメやドラマに求める者は少数派で、 そうなっているということはすでに1本には出会ったということ。 にもかかわらずさらに何かを期待し、 そんなニーズを知ってか知らずか今日もまた映像作品は量産されていく。 その1本の衝撃のせいで、 そうではない他の多くのものに人生の時間が侵食されていくという、 あまりにもアンバランスな1対その他。 死ぬまでにもう1本くらいはすごい映画に出会えるのだろうか。
デタッチメント 優しい無関心 Detachment (2011)
素敵な相棒 フランクじいさんとロボットヘルパー Robot and Frank (2012)
コズモポリス COSMOPOLIS (2012)
ONLY GOD FORGIVES (2013)
カルト (2013)
映画 ひみつのアッコちゃん (2012)
ジャンゴ 繋がれざる者 DJANGO UNCHAINED (2012)
The Sessions (2012)
ゼロ・グラビティ GRAVITY (2013)
それではみなさま、 よいお年を。 どことなくセンチメンタルな締めを許したまえ。
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