8.18.2013

裸のマハ 以前 「トランス」



8月最初のエントリーがお盆過ぎとはかなり空いてしまった。 見てないこともないのだが、 これといったものに当たらず。 本作も、 乗ってるダニー・ボイルの新作として期待したものの、 記憶と妄想が交錯する どちらかというと原点回帰のストーリーで、 とくに新鮮味も意外性もなく、 世評に反してパッとしない印象だった。 ひとつ見所があるとしたらロザリオ・ドーソンのヌードだろうか。 しかもポイントはヘアで、 それが絵画の歴史になぞらえて謎を解くカギとなっている?あたりはユニークかもしれない。 もし公開時にボカシなどが入っていたら何のことだかわからなくなってしまうだろう^ ^

絵画のオークションを狙った強盗事件、 しかし肝心の絵は記憶喪失の彼方へと消える。 記憶を呼び戻すために催眠術のスペシャリストとしてドーソンが登場するが、 記憶は多重構造になっていた・・。 しかし催眠術でこんなに複雑な操作ができるものなのだろうか。 また盗んだ絵はどれほどの名画であれ、 十分な市場価値を保てるのか疑問に思う。 違う犯罪でもよかった気がするが、 上述のポイントがあるので絵に関するうんちくが必要だったのだろう。

あれこれ複雑にからむわりにスッキリとしているというか、 あっさりしているというか、 こちらの深読みしすぎか。 むしろラブ・ストーリーとして見るべきなのだろうか。 とりあえずボカシなしで無事公開されるかどうか、 乞うご期待。


トランス Trance (2013イギリス) 日本公開10/11 公式サイト・予告
監督 ダニー・ボイル 
ジェームズ・マカヴォイ ヴァンサン・カッセル ロザリオ・ドーソン 

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