1.21.2013

警官の日常を擬似体験 「エンド・オブ・ウォッチ」



POVあるいはフェイクドキュメンタリータッチで警官の一日を追ったら・・ というのがコンセプトだろうか。 この手法がまた新たな可能性を見出した、 といったところだが、 全体を通して手持ちカメラではあるが完全なPOVではない。 また一日で片付かず、 数日あるいは数週間か。 この間に相棒が結婚式を挙げたりもするが、 最後はメキシコ系のギャングに狙い撃ちされる。

完全なPOVではないものの、 警官がいかに危険な職業かがよくわかる。 ましてやLAPDのなかでも危険な地区での二人の若い警官の日常。 次から次へと入る無線連絡のなかから、 できるだけ軽そうな仕事を選んで現場へ向かうと、 ちょっとしたトラブルのはずが、 人身売買の巣窟や麻薬カルテルを当ててしまう^ ^

危険なものを当ててしまったな、 ヘビはつかむと噛まれるぞ、 というベテランの忠告にも対処のしようがなく、 手柄は手柄。 また別件の火事では消防士の到着を待たず子どもを救出して表彰される。 それでも事件は次々に発生し、 AKを持った待ち伏せに気づかず・・。 危険な日常と二人の軽い会話が緩急のコントラストを作りながら、 物語は予定された悲劇へ向かう。




エンド・オブ・ウォッチ End of Watch(2012) 日本公開未定 
監督 デビッド・エアー 
ジェイク・ギレンホール マイケル・ペーニャ アナ・ケンドリック 
デビッド・ハーバー フランク・グリロ Diamonique モーリス・コンプト 

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