10.24.2012

かなり! 「スーパー・チューズデー」



先月とは打って変わって、 今月はたくさん見てるなあ。 生英語と向き合うのに少し疲れてフォローが多くなっているが、 ジョージ・クルーニーが監督、 ディカプリオなども製作に関わり、 その他 豪華キャストひしめく本作は、 言わばハリウッドのリベラルが結集したような作品。 日本版DVDで遅ればせながら見て言うのも何だが、 かなりいい線。

売れっ子のゴズリングは、 ここでもかなりいいね。 主役はクルーニー演じる大統領候補ではなく、 このゴズリングが演じる若手選挙参謀で、 その上司にあたるベテラン参謀がフィリップ・シーモア・ホフマン。 この三者や敵対する共和党側の参謀も合い乱れ、 すったもんだあって、 大統領候補もベテランもすっ飛ばす切れっぷりをゴズリングは見せてくれる。 切れっぷりとは、 いわゆる 'キレる'+頭の切れだ。

大統領選の内幕の描き方も、 ここまでブレーンにスポットが当たるのは新しいと言えるだろう。 切れ者なだけでなく、 まだ純粋な面も残す彼だったが、 ダーティな古株たちに潰されそうになるところ、 強烈な起死回生策を繰り出す。 そのことを通して一人の男が成長する物語とも言えるが、 あらためて成長とは苦いものだなという感想が残る。 政治や世の中への痛烈な批判でもあるが、 これを見てもやはり日本の政治には関心が起こらず。 面白みのないところにはキレイなインターンも来ないだろうな。

音楽はカッコいいとかではないが微妙によくて、 1時間ちょい過ぎあたりの、 国旗をバックにしたゴズリングの横顔に流れる曲やエンドロールの曲もよかった。 言い忘れた、 邦題はかなり、 もさい^ ^


スーパー・チューズデー 正義を売った日 (2011) 日本公開2012.3月 公式サイト
THE IDES OF MARCH  象のロケット
監督・出演 ジョージ・クルーニー 
ライアン・ゴズリング フィリップ・シーモア・ホフマン 
エヴァン・レイチェル・ウッド ポール・ジアマッティ マリサ・トメイ 

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