10.02.2012

予算を絶やさず想像を絶してほしい 「スペースシャトル2025」



先月はエントリー作品2本と過去最低になってしまった。 偏りはあるものの見てなくもないのだが、 嬉しがって何か書くまでのテンションに満たないと言うか、 消化試合が続いている。 ようやく時間ができたので まとめて3本エントリーしておくが、 どれも実は力作揃いで、 消化試合などの表現は不適切、 勝手にこちらのテンションが下がっているだけと考えるのが妥当だろう。

本作は低予算ながら面白いと聞いたので見た。 本格的なSFが見たいところだったので期待したが、 宇宙ステーション内での雰囲気が楽しめるのは最初の数分、 フラッシュかパルサーのような光を浴びてからは地上でのシーンとなる。

そこは地球のような、 他の星のような、 とにかく殺風景な場所で、 そこへ転送された者は自らの幻影の中で次々と死んでいく。 過去の心の傷が現実に作用するらしい。 しかし そうこうするうちに、 この飛行の本来の目的や経緯がしだいに明らかになり、 博士はどうやらロボットらしく、 しかも感情をプログラムされたロボットのようで・・ さらに博士だけでなく・・ と 「惑星ソラリス」 や 「エイリアン」 を混ぜたところはあるものの、 面白くなくはない。 なのに、 はあ、 そうですかーという感想で終わってしまう^ ^

何が足りないのだろう。 ようするに驚きがないのだ。 やはりSFは、 もっともっと想像を絶してほしいということか。



スペースシャトル2025 Atlantis Down (2010) 日本未公開
監督 マックス・バルトーリ 
マイケル・ルーカー グレッグ・トラヴィス 

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