7.01.2012

神が11才の少女なら 「恋するCafe」



オリジナルビデオとのことだが、 もしかして いいかもと思って見てみた。 ジェニファー・ラブ・ヒューイットがいい感じだし、 そんな風にして見る人が けっこういそうな作品という気もする。 感想は、 まとまりには欠けるが印象に残る部分もある惜しい作品といったところ。

脚本・監督・プロデュースのマーク・アールバウムという人、 写真で見るとバリバリのユダヤ人だが、 たいそうな思い入れで製作にあたったのだろう。 Caféという小宇宙をあれこれと練って形成している。 いわゆる群像劇ではあるが、 エピソードのひとつひとつはどこかで聞いたことのあるような話で、 好き勝手にやれている分、 フランス映画のような調子の良さを感じる。 まさにアクセント記号付きのカフェ。

邦題の "恋する" という接頭語がまたしても不要かつミスリーディングで、 オリジナルパッケージの "What if the world you lived in weren't real?" (この世界が偽物だったら?) というコピーまでご丁寧に "カフェで始まるロマンチック・ラブ・ストーリー" と差し替えられている。

この世界は少女が作り出したもので、 我々はみなアバターだったのだ ・・と、 これすら、 どこかで聞いたようなプロット。 だが、 それでも監督の思い入れは何らかの吸引力を画面にもたらしているが、 邦題と邦コピーは詐欺同然で、 ほとんどラブストーリーではない^ ^ いや、 全人類を一つに、 的な意味での、 壮大なラブストーリーではあるかもしれない。

テレビ・シリーズだったらよかったのかもしれない。 いや もしかして、 そもそもテレビ・シリーズをプレゼンするためのパイロット版だったのかもしれない^ ^




恋するCafe Café (2011) オリジナルビデオ 
脚本・監督 マーク・アールバウム 
ジェニファー・ラブ・ヒューイット ダニエル・エリック・ゴールド 
ジェイミー・ケネディ ケイティ・ロウズ クレイトン・プリンス 
ギャレット・ヘンドリクス ミカエラ・マクマナス デレク・セシル 
アレクサ・ヴェガ カーン・バイカル セシリア・アン・バート 
リチャード・ショート ハベル・パーマー マデリン・キャロル 

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