3.10.2012

お嫁ナンバー WHAT'S YOUR NUMBER?



ラブコメもひさしぶりかな。 ま、 なんてことない、 いわゆるひとつのラブコメ。 しかしあらためて、 ハリウッドはこういう作品が上手いなあと思う。 派手な大作の間で絶え間なく作られる、 影の稼ぎ頭なんだろう。 だから なくならないし、 それどころか上手く時代を取り入れながら、 テーマは王道、 でも古くさくならないようにきちんと最適化されている。

邦題は無難につけたつもりだろうが '運命' とかは違うし、 口にしたくないトーン&マナーすぎ^ ^ 原題はラッキーナンバーか何かかなと思っていたら、 結婚までにつきあった男の数だった。 女性誌のよると平均10.5人。 しかしアリー・ダーリンはもう19人。 ナンバーが20を越すと未婚になるという警告に縛られ、 じゃあ元カレを再発掘すればいいじゃん、 と^ ^

アパートの向かいの部屋の男は一夜限りのガールフレンドを連れ込んでは、 翌朝その娘が帰るまでアリーの部屋に身を潜めたりする仲だが、 アリーにとってはまったくの out of 眼中^ ^ (ちょっと今日はオヤジギャグ連発したい気分なんで) しかし、 このへんで展開は読めるが。 。

それでもfacebookをあたったり、 向かいの男に探偵のまねごとをさせたりしながら、 次々と元カレをたぐってゆく。 だが、 どれも上手くは行かず徒労の連続。 バカみたいと自覚しながらも、 この一所懸命ぶりは非常にカワイイ。 タイプではないが。 。

向かいの男は売れないミュージシャンのようで、 現実派のアリーとしてはこのあたりも out of... しかしそんなアリーもクレイドールを作るのが好きで、 実際、 独特なタッチの粘度人形が部屋の片隅に置いてあったりするが、 それを褒めてくれるのは向かいの男だけ。

やがて妹の結婚式。 母はアリーにもステータスな相手を期待するが、 父は娘との自分撮りツーショットをモバイルからツイートしながら言う。 "お前は外見は母さん似だが、 中身は俺に似てちょっとズレている。 だから無理せず自分らしく行け" と。 さあアリーは自分を取り戻してハッピーエンドとなるのか。 それとも数字は20を越えてしまうのか。 。 この春、 軽くオススメ!




運命の元カレ WHAT'S YOUR NUMBER? (2011) 日本未公開
監督 マーク・マイロッド 
アンナ・ファリス クリス・エヴァンス 
[日本版DVD/Blu-rayはレンタルのみ?]

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