5.03.2011

ベリー ジェームズ・ディーン DEAD AWAKE



シックス・センス」 を彷彿とさせるみたいな評があったので見てみたが、 それほどトリッキーな仕掛けがあるわけでもなく、 男女問わず、 キャストはみな何となく似たような顔つきだなという印象で終わった。 一応の覚え書きとしてのエントリー。

ディランという青年が死んだ、 ということで始まり、 その経緯を追うかたちで進行するが、 やがてそれが狂言であったことがわかる。 にもかかわらず銃弾が当たらなかったり、 もしかして本当に死んでる? と思わせる。

ディランは高校生の頃につきあっていた彼女ナタリーが忘れられず、 彼女のほうも別の男と婚約はしていたが 同じ気持ちを秘めていた。 二人の仲を裂いたのは、 交通事故によるディランの両親の死。 そのとき彼は両親を迎えに行くはずだったが、 彼女との居心地のいい時間にかまけてスッポカしてしまう。 この罪悪感が10年間、 二人を引き離すこととなる。

二人は再会するが時間は戻せず、 他の三人の登場人物の助けを借りて新たな人生を歩み出す。 一人はディランが勤める葬儀屋の主人、 そしてその奥さん。 もう一人はチャーリーという謎の女で、 借金取りに追われるジャンキーということになっている。 エントリータイトルは早死にのディランを葬儀屋の主人がこう言って からかう。 ジェームズ・ディーンは形容詞となってるのだ。 。

わずかに薄気味悪いがホラーというわけでもなく、 物語は淡々と進行して、 全体にやさしいスパイスがかかっている。 落ち込んだ雨の日なんかに見ると、 それなりにいいかもしれないが、 恐らくは未公開DVDスルーとなるだろう。 乞うご期待^ ^



デッド・アウェイク(原題) DEAD AWAKE (2010) 日本公開未定 
監督 オマー・ナイーム 
ニック・スタール エイミー・スマート ローズ・マッゴーワン 
ベン・マーティン ブライアン・リナー キム・グリマルディ 

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