4.24.2011

まだ一発残ってるぜ 「アジョシ」



ヤクをくすねたダンサーのママ、 そのトバッチリを受けて連れ去られる娘。 この子を助けるために一人乗り込むのは、 隣に住むアジョシ (おじさん、 兄さん)。 しかしこのアジョシは銃から刃物、 格闘技まで、 恐ろしく強い奴だった。 それもそのはず彼は元特殊部隊・・とかいう設定は出来過ぎだが、 娘に、 自分の亡き子供を重ね合わせ、 失ったものを取り戻そうとするウォンビンの熱くクールな眼差しはなかなか素敵^ ^

去年、 韓国で大ヒットを飛ばしながら日本公開の噂も聞かない本作だが、 見る機会を得て、 韓流のエントリーもひさびさなので、 ここらで1本入れておこう。

母一人の貧乏暮らしから、 いじめられることも多い娘だが、 隣に住み、 質屋を営むこのアショジがなぜか好き。 そりゃ、 これだけのイケメンなら10才でもわかるというものだ^ ^ 悪い噂のアジョシにもストレートに接し、 得意のネイルアートを施すところなんてカワイイ。 演じるのは、 未見だが噂に聞く 「冬の小鳥」 の子。

子供だから疑われないだろうと、 親の借金の形に子供に運び屋をやらせるのは中国黒社会の連中。 韓国におけるチャイナタウンという設定に何か微妙なメッセージがあるのかどうかは未確認だが、 奴らは子供をこき使い、 働けなくなった者は臓器売買で売り飛ばすという、 あまりにエゲツないことをしている。 今のボスは、 前のボスを罠にはめて追い落とし、 ドルチェ&ガッバーナに身を包む弟とともに黒社会に君臨。 韓国警察も実態をつかめないでいる。

そこへ突然現れたのは、 警察のデータベースにもロックがかかっている謎の男で、 その男が持てる能力を総動員して行おうとしているミッションは、 ただの個人的な救出劇であるため、 黒社会の連中も警察も因果関係がまるでわからない。 戸惑っている連中の中に切り込み、 胸のすくようなワザの数々で悪を倒して行く様子は、 少しだけスコセッシのようでもあり、 またかなりブルース・リー映画のようでもある。 とくに黒社会の用心棒的存在であり英語を話す男との一騎打ちは 「ドラゴンへの道」 のようだ。

大勢の取り巻きを倒しているうちに ボスはスタコラ逃げるというパターンになるが、 さすが大物は違うね、 防弾ガラスのクルマに逃げ込む。 そこに閉じこもって、 事もあろうに警察を呼ぶ。 しかしここでアジョシがどうするか・・ それは見てのお楽しみ^ ^

かなり残酷なシーンも多いわりにメジャーヒットとなる韓国に恐れ入るが、 R指定でも何でもいいから日本の配給会社はこういう作品に目を着けて いち早く買い付けて来なくちゃいけないんじゃないかな。 。

(追記) コメントをいただきまして、 秋に公開されることが決まったそうです。 乞うご期待!




アジョシ The Man From Nowhere (2010韓国) 日本公開2011.9/17 公式サイト
監督 イ・ジョンボム   象のロケット 
ウォンビン キム・セロン キム・テフン キム・ヒウォン キム・ソンオ 

4 コメント:

匿名 さんのコメント...

「アジョシ」は今年東映配給で秋公開です。ウォンビンかっこいいですよね。
http://www.toei.co.jp/movie/details/1194475_951.html

kiona さんのコメント...

秋公開が決まったのですね、ありがとうございます。

theajussi^^ さんのコメント...

アジョシ公開が決まり嬉しいです。
昨年韓国で字幕なしで観ました。
言葉わからなくても十分楽しみました。
舞台あいさつに登場したウォンビン氏とアジョシは同じ人?と思うほど、本物のウォンビン氏はシャイで優しげな人でしたよ^^

kiona さんのコメント...

>theajussi^^ さん
コメント、情報ありがとうございます! 公開日を明記しました。