3.15.2011
ジャレダス・ヘサノス? 「Mr.ゴールデン・ボール」
こんな時期にコレを持ってくるのかとお思いの貴兄もおられるかと^ ^ DVDリリースされてからもしばらく経つのに。 そう、 邦題のあまりのつまらなさに見落としていたコレは、 やはり紛れもなくジャレッド・ヘス。 被災地で心細く過ごしている方にも見せてあげたい。 チェルシー、 あなたにもあげたい。 。
いつも以上に外れたノリで書くのも本作の影響か。 "ナポレオン・ダイナマイト" は 「バス男」 という論外な邦題を付けられ、 「ナチョ・リブレ」 にも説明的なサブ邦題が加えられた。 本作にいたっては確かに意味は違わなくはないが、 エッジの立たない陳腐なボキャブラリーに げんなりさせられる。 原題のジェントルメンも多少悩んだ後が見受けられるが、 それにしても邦題に恵まれなさすぎのヘスさん。 まさにこの映画のSF少年ベンジャミンのようでもある。
ヘンテコな 'ナイティ' を細々とデザインする豊かな体型の母に育てられ、 ベンジャミンはSF小説を書く。 読んだ者はたいてい顔をしかめる内容であったが、 尊敬する作家の目にとまる。 しかし作家はキャラクター名だけを変え、 これを自作として発表。 一方、 低予算映画を作る人たちにも気に入られ500ドルで映画化権を売る。 すったもんだあるが、 状況にはつねに真っ向から立ち向かうベンジャミンであった。
今回はオバカを通り越して 'アホクサ' の領域に入ったとも言えるが、 テンションは前二作より普通っぽい。 そのアンバランスさが、 よりいっそうの '寒さ' を引き立てる結果となっているし、 メッセージは意外に健全で体育会系だとも言える。 おいおい、 というものばかり出てくるわりには爽やかなラストを迎えられるのも 密かにお薦めする理由だ^ ^ 平行する劇中劇シーンは60年代SFの味だし、 ぜひ!
GENTLEMEN BRONCOS (2009) 日本未公開
Mr.ゴールデン・ボール 史上最低の盗作ウォーズ
監督 ジャレッド・ヘス
マイケル・アンガラノ ジェニファー・クーリッジ ジェマイン・クレメント
エクトル・ヒメネス ヘイリー・ファイファー マイク・ホワイト
スザンヌ・メイ サム・ロックウェル
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