9.23.2010
泣きながら笑ってやる 「笑いながら泣きやがれ」
エジンバラ映画祭プレミア招待作品が、 見事に未公開DVDスルーとなっております。 ・・やがれ、 なタイトルにも一抹の哀愁が漂う^ ^
そんな気分に見事にフィットして登場したのは、 しがないスタンドアップ・コメディアン。 離婚した元妻からは、 ときどき娘を預かる程度の信頼は残されているが金は残されておらず、 家賃を滞納して大家からは立ち退きをせまられる。
スタンドアップ・コメディアンものとして思い出されるのが 「パンチライン」 (1988)。 パンチラじゃないよ.. トム・ハンクス x サリー・フィールドで描くスタンドアップ・コメディアン物語。 パンチラインとは 'オチ' のことだが、 あれはよかった。 ということで便乗期待でそこそこ引き込まれるものの、 NYとスコットランドの違いか、 こちらは全体的に地味。
それでもスカウトが観に来たり、 ようやく運が向いてきたかなという矢先、 旧友に出くわす。 その男は旧友と言うものの、 コメディアンの方は彼のことをほとんど覚えておらず、 このあたりからスリラーへと展開する。 どうやら復讐を企てているもよう。 しかし復讐が具体化する後半に向かうにつれて、 しだいに陳腐になり、 復讐の方法も、 え?その程度・・ という感じ。 拷問までが当たり前となった最近のハリウッドものに慣れた目には、 ソフトで優しい映画にさえ思える。
6歳になる娘がパパ~と飛びついてくるあたりは愛らしく描かれているが、 そこにはイノセンスという隠されたテーマがあったようだ。 けっして つまらなくはないが、 ステージで披露されるジョークは大して面白くない^ ^
笑いながら泣きやがれ CRYING WITH LAUGHTER (2009イギリス) 日本未公開
監督 ジャスティン・モロニコフ
スティーブン・マッコール マルコム・シールズ
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