7.19.2010

マッチョなジュード・ロウ 「レポゼッション・メン」



遅ればせながら見た。 想像以上にエグいし^ ^ 音楽の使い方なんかにも独特のセンスがあって、 なかなかいいんじゃないかな。 SFの体裁を借りた現実の痛烈な風刺であり、 ジュード・ロウの新たな魅力に支えられているという気もしたが。

人工臓器の企業ユニオンのロゴも、 それっぽくていい。 ユニオンは性能の高い人工臓器を作り、 それを人々にローン販売し、 返済が滞ると差し押さえに来る。 差し押さえというのは体内に収まった臓器を無理やり取り出していくことだが、 この回収人がレポメン。 なぜ邦題がレポゼッションと長くなったのかは謎だが、 腕利きのレポメンであるレミーは愛と友情に引き裂かれて、 自分自身も人工心臓の体となってしまう。 同じ痛みがわかるようになってからは、 以前のように冷酷な仕事ができなくなる。 逃げ、 追っ手と戦い、 やがてはユニオン自体の破壊に向かう。  » ユニオン社オフィシャルサイト

ジュード・ロウは今回かなりマッチョな役どころで、 ラスト間際のピンクの扉の前などでは ほとんどアクション俳優だ。 その他の面々も過不足なくハマっていて快作と言える。 ただレポ・メンがなぜここまで恐れられるかが疑問と言えば疑問。 電気銃とメスしか持たない相手に、 抵抗勢力がもっと武装すれば対抗できそうな気もする。 そうなると話は別の方へ行っちゃうので、 とにかく強いということにしているのか。 「ブレードランナー」 的な街、 漢字・・ SF的なディテールはそれほどマニアックではないが それなりに楽しませてくれて、 ベスが自分の体に埋め込まれた全臓器の型番を羅列するところなんかは悪くない。

ユニオン社は独占企業の様相だが、 ライバル企業があって、 借り換えやナンバーポータビリティ的なことができたりしても面白かったのではと思ったりするが、 話が拡散しそうなので これはこれでよしとしよう。 ああ、 アレックス・コックスの 「レポマン」 (1984) とカブるから長くしたのか。



レポゼッション・メン REPO MEN (2010アメリカ・カナダ) 7/2~ 公式サイト・予告 
監督 ミゲル・サポチニク 原作 エリック・ガルシア  象のロケット 
ジュード・ロウ フォレスト・ウィッテカー アリシー・ブラガ リーヴ・シュレイバー

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