4.29.2010
こんな時のためにね・・ 「弁当夫婦」
俳優やミュージシャンに撮らせた6編のオムニバスということで、 正直興味がなかった。 ざっと流しても これといったオーラは感じないし、 ここのところ時間もないので やめとこうかと。 だが allcinemaのレビュー欄に "弁当夫婦だけは見ろ" という書き込みを発見。 ユースケ・サンタマリアが監督した作品だが、 何かの出演作で興醒めして以来あまり好きじゃないので迷ったものの、 まあ実質20分ほどだしと、 書き込みに従ってみた^ ^ 結果、 概ね楽しい20分だった。 以下ネタバレ注意・・
朝、 マンションのキッチンで淡々と料理する女。 え、 これが永作博美?と疑うほどのフル・すっぴん! 度胸あるよな、 ヌードより恥ずかしいかも。 ほどなくサンタマリア演じる夫が起きてくるが、 ぶっきらぼうな感じ。 冷めた夫婦なんだな、 と。 それから永作はスーツを着て、 タバコを吹かしてから出勤するが、 出かけに言う。 "のちほど〜" と。
妻は画廊勤めで280万の絵を売ったりしている。 夫は近くにミニバンを停めてコーヒースタンドを営んでいる。
昼、 近隣の公園のベンチで永作が弁当を広げているとサンタマリアもやって来る。 朝作ってきた弁当、 だが大した会話もなく黙々とランチタイム終了。 ふたたび "のちほど〜" と言って妻は勤務に戻る。
夜、 夫はそそくさと風呂に入って寝る。
そんなある日、 コーヒースタンドの主人に異変あり。 画廊のオフィスからはコーヒースタンドが見えるが、 親しく話す女がいる。 その日のランチタイムに夫は言う。 "今日は夕食 いらないから" と。 コーヒースタンドに残業はあるのだろうか。
翌朝、 帰りが遅かった様子の夫に "のちほど〜" と言って出かける妻。 自転車通勤の彼女の疾走を併走して追うカメラ。 さりげなく心象表現を見せた後、 お昼でもないのにスタンドに顔を出す永作。 "話、 しようよ" と・・
そして、 ここが見せ場で落ちなのだが、 あとは見てのお楽しみ^ ^ ギリギリ ネタバレを回避したかな。 正直、 まあ欺された感じ。 しかし上手いエピソードではある。 短編というのは忙しい時代にはいいかもね。 しかしこのDVD、 不思議だな。 6編全部が収録されたものとバラ売りとがあり、 値段は大差ない。 特典が違うんだろうけど、 どっちで見てもいいから 「弁当夫婦」 だけはお見逃しなく^ ^ エントリータイトルはラスト間際の永作のセリフより。 あ、 今日もいちおう ラブストーリーではあったね^ ^
R246 STORY 弁当夫婦 (2008日本) 25分短編 公式サイト
脚本・監督・出演 ユースケ・サンタマリア
永作博美
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