I'm not your fuckin' mother! ｢エスター｣

これはイヤな映画だ＾ ＾ なんてホラー好きの自分が言うのもヘンだが､ ホラーというよりサスペンス､ 良くできてるからハラハラ､ イライラさせられるが､ それが余計に憎らしい｡ そして最後に掟破りの種明かしが仕込まれている｡

総じて言えばしょせん､ ないない という話で､ 暇つぶしの純粋娯楽作品｡ だが絶賛されちゃうんだな､ こういうのに限って｡ 毒にも薬にもならないんで､ できるだけ避けたいところだが見てしまった｡ せっかく見たんで一応メモしとくが､ 忙しい人は見なくていいよ＾ ＾

三人目の子供を流産した夫婦､ すでに実の息子､ 娘がいるのに､ さらに養子をもらう｡ 一般家庭でも海外なら､ 珍しくないこと？ いや､ そんなことないだろ｡ しかもその子は､ 実の子たちのちょうど真ん中になるのだ｡ 生まれるはずだった子への愛を 恵まれない子供に与えたい､ とか言って､ それなら赤ちゃんをもらえばいいのに｡

施設で見かけたときは､ 少し大人びてるが頭の良さそうな､ そして芸術的才能にあふれる子供に思えたのに､ 家に来てからは徐々にその不気味さが頭角を現す＾ ＾ 不審な感情がくすぶり始め､ 事故が起き､ さらには殺人｡ 真実を悟られないように策略を張り巡らせるが､ このへんがイライラさせられる｡ 嫌いだ〜この手のは＾ ＾ だが結局はそれも破綻し､ あとは破れかぶれになるわけだが､ ｢インフォーマント！｣ での嘘の温床のように､ 恵まれない子供に愛を･･ と言ってたのが打って変わって I'm not your fuckin' mother! となる＾ ＾ このへんで多少はスカッとするが､ 時すでに遅し､ 貴重な人生の２時間を奪われている｡


エスター Orphan (2009アメリカ･カナダ･ドイツ･フランス)　公式サイト  象のロケット　
監督 ハウメ･コジェ=セラ　
ベラ･ファーミガ　ピーター･サースガード　

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