3.18.2010

Bye, Brittany 「シャッターリフレクション」



惜しまれつつ亡くなったブリタニー・マーフィー主演のサスペンス。 だが遺作というわけではなく、 この後にもまだ彼女の作品は残されている。 出だしはいい感じだったが、 総じそれほど良い出来でもない。 ホラー色も強いが、 だからといって画面を見ながら、 目の前の彼女はもうこの世にいないなどと考え、 自分で二次演出しながら見るのも不謹慎というものだろう^ ^

ブリタニー演じるアリスは脚本を書いている。 子供を流産し、 彼氏と別れた悲しみを乗り越えるため、 別荘を借り そこに こもって執筆する。 広い家で一人きり、 だがこの家はどこか不気味・・ そんなときビデオテープが出てくる。 好奇心に駆られ再生してみると、 ここに住んでいた夫婦のものらしい。 夫はビデオカメラを持って妻を追いかけ回す。 もうすぐ子供が生まれるというのに夫は、 他に男がいる、 その男の子供だなどと疑心暗鬼にに取り憑かれる。

これはアリスの経験とよく似ている・・ 家に誰かが居る気配。 元彼が出所したとの情報。 疑心暗鬼に囚われた男はその後 妻をどうしたのか、 最後のテープがみつからない。 彼からの電話・・

パニックに落ちたアリスは女友達に連絡、 駆けつけてみると書き上げられたシナリオを発見する。 それは現実だったのか、 アリスの創作的妄想だったのか・・ みたいな内容。

ホームビデオで撮られたカットは 流行りのフェイクドキュメンタリーにはなっておらず、 再現フィルムで構成される。 このあたりが古くさいし、 古い屋敷でパソコンやケータイをいじっているのも何となくミスマッチ。 1ヶ所 脅かしがある程度で、 恐くもないしハラハラもしない。 それでもブリタニーの魅力で何となく見てしまうような作品だが、 追悼の意味を込めてNGにはしないでおく^ ^


シャッターリフレクション DEADLINE (2009) 日本未公開 
監督 ショーン・マコーンビル 
ブリタニー・マーフィー ソーラ・バーチ マーク・バラクス タミー・ブランチャード 
[DVDはレンタルのみ]

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