2.14.2010

第三の開発者

ごぶさたしております^ ^ 本日は 'ですます調' に変わります。 映画のときはカッコつけて 'だである' 調なんですが。 。 番外編なので。

コンピュータの入れ替えを行っておりました。 と言っても大した買い物ではなくて、 新しい Mac mini を入れただけなんですが、 Intel Core Duo チップの64ビットマシンなり!

20インチのモニターや外付けハードディスクはそのままで、 あの弁当箱のような本体だけを交換したことになります。 OSも10.6 Snow Leopard!先鋭度が高いだけでなくシェイプアップされていると言うことで、 これは '買い' だなと思ったわけです。

で、 やっぱり速い!

あらゆるウェブサイトがサクサク! 広告をたくさん貼り付けたこのブログも一瞬で読み込み完了! YouTubeは480pでも流れるようにスムーズ^ ^ アプリケーションの起動も一瞬だし、 'お待ちください' のサインであるレインボーカーソルを見ることも少なくなった。

うちには他に Mac book があって、 そちらはとうにIntelチップだったのですが、 メインに使っているのが二世代前の Mac mini で、 今となっては古くて、 遅くて、 どうしようもなくなっていたのでアップグレードに踏み切ったわけですが、 そのマシンだって買った当初は非常にキビキビに思えたのに、 いつのまにかストレスの種に・・ なぜなんでしょうね、 古いと言っても たった2年前のスペック。 ハードディスクに不要なものが詰め込まれてきたりでマシンのレスポンスは多少鈍ったとしても、 実質それほど老朽化したわけではない。 恐らくは世の中の標準が上がって ソフトはメモリーを食うようになり、 YouTubeやその他のウェブページが要求する処理能力の平均値を上げてきたということなのだろう。

しかしながらシステムの入れ替えには いつも以上に手間取ったことも確か。 ささっとつなぎ替えるだけで すぐ快適、 を狙ったのに、 そうは問屋が卸してくれなかった。 32ビットから64ビットになるということは、 互換性も失うわけです。 大は小を兼ねるわけではない。 それでもMacの場合は最大限に互換性を保った設計のようで、 そのへんは感心するのですが、 問題はサードパーティ製のソフトの締め出しにある。

どういうことかというと、 いくらMacが先進性をアピールしても、 標準のままでは はっきり言ってイマイチ。 ブラウザの Safari は SafariStand というプラグインなしには使う気がしないし、 その他さまざまに魔法のようなユーティリティを駆使してはじめてマカー^ ^ Appleは他の売れ筋の情報機器同様に、 ここでもサードパーティの締め出しに熱心なのだ。

通常のアプリケーションなどは互換性が保たれて、 全く使えなくなったものは少ない。 ですがサードパーティ製のユーティリティツールは 仕様変更により全く機能しなくなる、 というか意図的に機能しないようにされている。 とくにコンテクストメニューや Input Managers の廃止は痛い。 これらを応用したサードパーティ製の楽しいソフトによって、 日々のルーティンワークを効率的にカスタマイズしていたのが、 マシンを入れ替えOSを変えることで標準仕様の裸の状態になる。 こうなると一種の思考停止のような気分になって、 えっと、 これが使えないから代わりにどうしたらいいのかな・・ ということの連続。 疲れた。 。

考え方を変えて別の方法論で攻めてみたり、 新仕様にいち早く対応してきたサードパーティのベータ版を入れたり、 疲れながら何とか慣れた操作性の70%くらいまで回復できたところ。

サードパーティ製品の一部は、 Appleが想定していないようなハッキングを駆使しているようなところがあって、 Appleから見れば危険極まりない行為なのだろう。 取り入られる隙のある部分はOSの改良の名の下に どんどん排除される。 にもかかわらず、 また新たなハックが生まれ、 マカーには絶賛をもって迎え入れられる。 これこそがMacの歴史なのだ。 ようするに標準仕様で満足している人は少ないということに他ならず、 その点をAppleはどう考えているのか。 サードパーティは寄生虫か? iPhoneにもイマイチ乗っていけないのはそうしたノーマル臭さゆえで、 クルマで言うとロクマルのタイヤを履かせてmomoのステアリングに替えるのは当たり前みたいな。

iTunesも出た当初は素敵なツールだったのに、 最近のバージョンではとにかくストアに飛ばせようとするばっかりの改良。 かなり興醒め。 。 もっとサードパーティと上手くやる規格づくりをしてほしいものだ。 GoogleのChromeはプラグイン、 あるいはアドオンの受け入れ体勢が整っているようす。 だがここでもMac版はあまり進展しない。 これもAppleの独善的なスタンスゆえだろう。 セキュリティの問題が大きいとしても、 21世紀は共生の時代じゃなかったのか、 何か操作するたびにパスワードを聞かれるのも ほんとウンザリ。 ユーザも排除してるのか?

さらに 新・Mac mini では本体との接続ジャック類の変更も多々あって、 シネマディスプレイはアダプタをかまさないと使えなくなり、 かましたのはいいが本体の起動に連動してのON・OFFができなくなり・・ ほんと、 疲れた・・ ^ ^

まあそれでも、 2〜3の大きな問題の残して何とか乗り越えてきたかな。 そろそろ映画のエントリーもしなくちゃ。 いろんな意味で今回のアップグレードには、 今の情報機器に関するさまざまなの問題が詰まってるなと感じたしだい。 マカーの方にはわかってもらえるだろうし、 Windowsの人でも不満はたくさんあるはず。 昨日もパッチの配布停止? とにかく2〜3日ゆっくり寝たい^ ^ 箱を開けたらすぐ使える・・ なんてウソっぱちもいいところ。 元の操作性+快適な速度を実現するために三日三晩の試行錯誤・・ 快適もラクじゃないな。 。 。 サードパーティすなわち第三の開発者には、 Appleのこうした仕打ちに対しても、 やる気をなくさずに邁進してほしい^ ^ サードって言うけど、 じゃあセカンドってどこだ? そもそも、 こういう外様的な言い方が良くないのかも、 ね。

(追記) ディスプレイの電源連動は復活! 接続を間違えてただけでした。 。

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