
日本のインディーズ映画に、 こういう一角がある。 実は監督とはちょっとした知り合いなので、 ひどいことを書くと目に触れるリスク大で恐いのだが。 。 とは言え、 作り手もさまざまな思いで送り出してきてるに違いない。 その苦労を知らないがゆえに書けることを、 観客として正直に書くことにしよう。 劇場公開時に誘われていたのに行けずにDVDになってしまったが、 それでもじっくり1時間40分かけて拝見したことを付け加えておく。
監督は 「死づえ
"二本松" という便利屋が登場するが、 このあたりは探偵物のテイストがあって期待させる。 だが話が'輪廻'のほうへ行くとなぜだか冷める。 便利屋が依頼されたのは分裂した妖刀の捜索だが、 どれだけ凄い刀かということもあまりわからない。 シナリオはけっして手を抜いているという感じはないが、 すべてのエピソードが最後の闘いに集約されてこない気がする。 階ごとにさまざまな敵が現れる 「死亡遊戯
早瀬久美という懐かしい人が水野美紀の母親役で出ているが、 妖刀で甦らせたいと願った最初の人なのに、 実際に妖刀を手に入れたときには忘れられていて、 いつのまにか不要な存在になっている。 総じていろんな要素が入りすぎて中途半端になっているように感じるが、 クレジットロール後にシリーズ化を予感させるシーンも残されている。
サブタイトルのある映画は自分的にはあまり好きではない。 というのも、 シンプルで よくできたタイトルはそれだけで興味をそそられるし、 ひらめきがあるほどに内容を象徴すると経験上思うからで、 映像やシナリオの前に、 なにか感じさせるもの、 しいて言えばマーケティングかもしれないが、 低予算の映画だからこそ、 そのあたりを先鋭化させた製作のあり方があってもいいのではないかと。 。 好き勝手書きましてすいません、 カントク・・




ソード・シーカーズ 刀狩るもの -二本松の冒険- (2009日本)
監督 都築宏明 公式サイト
尾崎右宗 村上健一 水野美紀 岡本夏生 早瀬久美
0 コメント:
コメントを投稿