
BSフジ初のオリジナル連続ドラマだそうで、 そういうときは、 やっぱりこの人、 鎌田敏夫なんだね^ ^ その劇場版が本作。 どうして こういうものを借りたか、 もうおわかりかと思うが、 もちろん芦名星である。
BSは地上波より過激であっていい、 という暗黙の了解なのか、 それなりにスキャンダラスを狙っているようだ。 でありながらも女性視点は貫かれていて、 女の子って大変だな、 とか思ってしまう。 ストーカーやレイプを、 される立場で見れるのだ。 。 基本的にはマジメなドラマなので、 不要なシーンはたくさんある。 劇場版は連続ドラマの再編集だと思うが、 ここまで縮めてもまだ不要だらけ。 にもかかわらず、 いくつかのセリフは印象に残る。
すすけた顔をしてると思わない? この街の人・・
人間は イヤイヤ何かをしてると すぐに弱っていくの
私を勝手に理解しないでください
人って 自分勝手な理屈をつけて 人を理解して安心するんです
昼間は100円ショップの店員、 夜は高級娼婦として働く女。 不正を暴露する政治家。 それぞれに自分で選んだ道、 だが人は勝手に理解していく。 そして物語はますますマジメになり、 最後はやはり純然たるラブストーリーとして終わる。
10年前でも、 いやもしかしたら20年前でも存在し得たドラマだが、 10年先あるいは もっと先でも存在しうる物語であるところが、 あなどれない。 芦名星はキレイだったが、 なぜかテレビの断末魔を見た気がした。
ジュテーム わたしはけもの (2008日本)
脚本 鎌田敏夫
芦名星 加藤雅也 洞口依子
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