1.15.2009

自分の視力を疑うべきか・・ 「ブラインドネス」



世界が見えないのなら、 いっそ何も見えなくなってしまえ・・ そんなアンチテーゼとともに非常に期待した作品ではあったが、 シャマランの 「ハプニング」 と似たような感想になってしまう。 出だしはグイグイ引っぱるし、 エンディングも上手にまとまっているが、 中盤に散漫さを感じる。

だからと言ってコキ下ろすような作品ではまったくないが、 メイレレスのような人でも難しい原作だったということか。 伊勢谷友介や木村佳乃がどういうキャラなのかイマイチわからないが、 ソツなく組み込まれている。 雨をシャワー代わりに浴びるシーンで、 他の女性は胸までさらけ出しているのに、 木村は死角になって見えないのはなぜだろう^ ^ そんなつまらないことを考えてしまうが、 決して反感を持ったわけではない。 なのに見終わって、 ああ終わっちゃったか、 ぐらいに感じてしまうのはどういうわけだろう。 自分の感受性がブラインドネスになっていることを疑ったほうがいいのだろうか。



ブラインドネス Blindness (2008日本・ブラジル・カナダ) 公式サイト&トレーラー 
監督 フェルナンド・メイレレス 原作 ジョゼ・サラマーゴ 「白い闇」 
ジュリアン・ムーア マーク・ラファロ アリシー・ブラガ ダニー・グローヴァー 
伊勢谷友介 木村佳乃 ガエル・ガルシア・ベルナル 

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