10.20.2008

本当は君も 「星から来た男」



"スーパーマンだった男" という原題、とくに '・・だった' という部分に何かを感じて見たわけだが、コンセプトは秀逸ながら映画としての出来はまあ平均的な韓流といったところ。今回のチョン・ジヒョンは映像制作会社のディレクターということで、髪なんていつもクシャクシャという殺風景な役柄。'元' スーパーマン役のファン・ジョンミンは好演だったのではないか。

人助けをして回っている、自称スーパーマン。頭にクリプトナイトを埋め込まれて今は能力を使えないが、自分がスーパーマンであることを忘れないために人を助けるのだと言う。女は、この男を追うドキュメンタリー番組制作のために同行するうち、しだいに男の過去を知ることになる。


"誰しもが特別な力をそれぞれに持っているのに、そのことを忘れている" "過去は変えられないが未来は変えられる" "そのために必要なものは大きな力ではなく、小さな鍵である" ・・ そんな素敵なメッセージが詰まった良作、現在、見る機会は少ないようだがそのうちDVDになると思われるので、見かけたらちょっと思い出してほしい。

 韓流シネマフェスティバル 
星から来た男 A Man Who Was Superman (2008韓国)
監督 チョン・ユンチョル 
ファン・ジョンミン チョン・ジヒョン 

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