8.16.2008

本当に何もない 「ジャージの二人」



オフビートな路線も好きだし、 あんまり批評めいたことは言いたくないけど、 これはNG。 それなりの原作を借りてきて、 キャスティングまではヨシとしよう。 あとは何? 自動的に成立するとでも思ったか? あるいは考えすぎて、 癒しの環境映画でも狙ったのか。 はたまた、 こちらの目が肥えすぎてるのか? 一般の観客はこれで欺せると思ったか。

エンタテーメントもやっぱりイノベーション。 見えない創意工夫があってはじめて微妙なおかしみが出るんじゃないの? この作品はどこをどう見ればいいんだろ? 笑ったり泣いたりしたいと思って映画館まで足を運んだ観客は、 これで満足できたのだろうか。

ここに載せる写真はできるだけ、 宣伝用のグラフィックとして映画とは別物になっているポスターやパッケージよりも、 ワンシーンのスチールを使いたいと思ってるんだけど、 それもいいショットがない。 ようするにパッケージだけで中身がない商品、 そう言っても過言ではないだろう。

ジャージの二人 (2008日本) 7/19〜
原作 長嶋有 監督 中村義洋 公式サイト&トレーラー 
堺雅人 鮎川誠 水野美紀 田中あさみ ダンカン 大楠道代 
ジャージの二人 [DVD][DVD]

4087461181
ジャージの二人
長嶋 有
(集英社文庫 な 44-1)

2 コメント:

umetraman さんのコメント...

あらら「アヒルと鴨のコインロッカー」の
監督さんでしたか。
アヒル~と比べてどうなんでしょうね?
ちょっと鮎川誠で興味があったのですがね(笑。
応援ガツンといきますよ♪

kiona さんのコメント...

アヒル・・ は未見なのでわかりませんが、ロケッツの鮎川さんは変わりませんね、これはイケてるキャスティングだと思ったんですが。。さあ笑ってやるぞ、と身構えてるのがよくないのか・・ くすりとも来ない(´・ω・`)