6.06.2008

ロメロの日記 「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」


ダイアリー・オブ・ザ・デッド DIARY OF THE DEAD (2007)
11/15 公開 公式サイト&トレーラー 
監督 ジョージ・A・ロメロ 

○○○オブ・ザ・デッドって、 いかにもゾンビものにありがちなタイトル・・
参照→ allcinemaでオブ・ザ・デッド検索

しかしながらロメロこそが元祖なので、 文句も言えないか。
そしてその元祖ロメロが 非常にインディペンデントなノリで送り出してきた最新作がコレ。 インディペントと言えば聞こえはいいが、 ようするに製作費が集まらなかっただけじゃないだろうな、 ちょっと心配ではあるが。 。

それにしてもダイアリーって、 日記? ぜんぜん恐そうじゃないね。 。
予算ゆえか、 それとも表現か、 流行のフェイクドキュメンタリーあるいはビデオ日記というスタイルになっている。

「恐くない、 RECのほうがいい、 ロメロも終わったな」 などと評する輩もいるようだが、 自分的には初期のゾンビだけが持っていたあの独特の不気味さ、 これを再びしっかり味わえたので高評価だ。 マンネリぎみのカタカナタイトルを、 ためしに直訳してみよう。

 「死者の日記」

ほら、 恐そうじゃん^ ^
そして中身もやはり、 量産される "ザ・デッド" とは一線を画している。

インターネットが普及した今の時代にゾンビが現れたら、 を疑似ドキュメンタリーで追う。 「世界が終わろうとするとき、 あなたはどこにいますか?」 という問いかけとともに、 YouTubeやMySpaceを通じて公開される各国の悲惨な状況。 何万ヒットだ、 と喜んでは、 これを伝えて世界を救うんだと使命感に燃える。 説教臭いと言われつつも毎回、 何かにアンチテーゼを投げかけるロメロ、 今回は人間そのものの存在価値が問われている。 それにしてはその部分、 少し軽すぎないかとは思うものの、 いつもは一抹の希望を残して終わるところ、 今回は希望がない。 。

11月に日本公開が決まったそうだ。 まだまだ先だが^ ^ 乞うご期待!

と言ってたらもうDVD^ ^

そうそう、 もう一人の大御所アルジェントも久々の新作を送り込んで来ている!

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