9.18.2013
超・格差社会^ ^ 「エリジウム」
時は2154年、 地球は環境汚染が進み、 富裕層はエリジウムと呼ばれる人工の環境に移住している。 地球に残された貧乏人はロボット警官につつかれ、 エリジウム資本の会社にこき使われながら、 病気で死んでいく子どもに何もしてやれない。 エリジウムではカプセルに入るだけでガンすら治るというのに。
「第9地区」 に続き、 再びブロムカンプの痛烈な設定が冴えるSF。 マット・デイモン演じるマックスはアーマーを体にボルト留めされ、 脳に直接データをダウンロードしたりと、 懐かしいサイバーパンク調でもある。
エリジウムという巨大な宇宙ステーションの、 回転の遠心力=重力という環境に作られたビバリーヒルズはわかりやすいし、 宇宙ステーションの上のパームツリーやプールという風景にも圧倒される。 しかしながら痛烈なのは設定だけで、 後半はアクション中心となる。 そのあたりも含めメジャーになった分、 薄味になった気がしなくもない。 ブロムカンプ監督には、 ありがちな流れに呑まれないで、 設定書き替え・再起動してほしいところだ^ ^ 乞うご期待。
エリジウム ELYSIUM (2013) 日本公開9/20 公式サイト・予告
監督 ニール・ブロムカンプ 象のロケット
マット・デイモン ジョディ・フォスター シャールト・コプリー
アリシー・ブラガ ディエゴ・ルナ ワグネル・モウラ
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