ミュージシャンの伝記物が最近多いねと言ってたら、 この人まで登場。 元祖 'アヒルくち' こと E.Yazawa^ ^ しかし伝記というより現在進行形の矢沢が記録されたドキュメンタリーで、 最近のライブ映像とリハーサル風景、 そこに若い頃の映像が少し挿入されて、 16の頃から60の現在までを語るというスタイル。
先日のビートルズ以上に詳しくないし、 正直カッコイイと思ったことがない^ ^ ある意味、 いつもテキトーなこと言ってるオッサンくらいにしか思わないが、 そのテキトーさがスゴイことはわかる。 大して曲も聴いたことないのに、 憎めないキャラに乗っかってファンだと言っても許されそうな、 その許容度の深さこそが矢沢だという気がする。
だが、 ことさらファンだと言う気はない。 ロック、 ロックと言ってるが、 あまりロックを感じないし、 ポップスのほうが近いとも思う。 しかしこうして映画を見るとマイケル・ジャクソンなどと同じく、 今回のステージでは何がやりたいかを明確にイメージして、 それをバンドスタッフはもちろんライティングスタッフにまできっちり指示を入れる。 いい感じになれば大げさに褒めることも忘れない。 優れたリーダーシップを発揮しながら、 ファンと共有する時間を作り上げていく一流のエンターティナーだということがわかる。 マイケルほど完全主義な感じはしない そのテキトーさも、 社員を信頼して任せることで成功している会社の社長のようだ。 実際にリハーサルスタジオでは、 矢沢の前に指揮台のような物が置かれているのは笑える^ ^
そんな矢沢が語るのは嘘のない言葉ばかりで、 頷いて聞いてしまう。 "16くらいの頃にスコーンと来るものがあるか ないかで人生が変わる" "岡山より東に言ったことがないというのに俺は何をしようとしてるのか" "列車に飛び乗ったときの離れてゆくプラットホームが今でも頭をよぎる" ・・ 挿入される若い頃の姿はやっぱり覇気があってカッコイイかな。
"しかし今60になって 若い頃は真夏か真冬しかなかったのが 春や秋の機微がわかってきた それをもっと感じていきたい" "戦争や地球環境のことを俺は歌ったりしないが 俺って結局 LOVE なんだよね 沢山の人と交わって沢山愛され 俺のステージを見て また頑張る気になったと言われると嬉しい その程度かもしれないが俺はそれでいい"
70、 80なんて言わないで、 矢沢さんにこそは100までやってほしい^ ^ クラシック・ロックスタイルのロゴはそろそろ刷新したほうがいいのでは。 。
E.YAZAWA ROCK (2009日本)
製作・監督増田久雄 公式サイト
矢沢永吉 象のロケット
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