1.13.2010

世界一美しいもの 「アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン」



ベタ訳のタイトル^ ^ というか、 カタカナ表記にしただけ? 1語か2語ならそれほど違和感はないけど、 4つ以上の単語から成る文章をカタカナにしてしまうと何か変な感じ。 どうせなら英文のままでいいのかも。 中学一年で出てきそうな単語や文法であるわけだし。

それはそうと、 トラン・アン・ユンってこんなタッチだったかな。 「青いパパイヤの香り」 は随分前だが確か劇場で見たはず。 今年は 「ノルウェイの森」 も控えてるが、 これを見た後で期待度は "The Runaways" には とうてい及ばなくなる^ ^ で、 どこがいけないかと考えてみても特にないし、 じゃあどこか よかったかと聞かれると、 不気味な人体オブジェくらいか。 。 イケメン3名の半裸が見たい人にはいいかもしれないが。

LAの元刑事がハートネット、 キリストの再来のような男がキムタク、 香港マフィアがビョンホン。 人体を生きたまま切断して彫刻に再構成するという事件を追ううちに、 刑事は犯人に感化されておかしくなり、 警察を辞め探偵のようなことをしている。 そこへアジアで消息不明となった息子を捜してくれとの依頼、 フィリピンを経由して香港へ。

キムタクは不思議なヒーリング能力を持ち、 病気の子供を治したりしている。 相手の痛みを吸い取ると自分も非常なダメージを受けるが、 何らかの使命感でこれを続けている。 そこへクスリ漬けのマフィアの女が流れ着くが、 薬物依存も治してしまう^ ^ マフィアの女はこの癒し男に好意を持つが、 ビョンホンはこれを許さない。 弾丸を数発、 キリストの心臓に打ち込み、 板に張り付けにする。

 あなたは世界一 美しい

マフィアの女がキムタクをそう形容する。 人体オブジェを作った男は、 痛みとともに美が完成されると語り、 自分の作品をこう形容した。

 世界一 美しい

地獄を見てきた男たちは何も恐くないと語り、 それぞれの仕事を全うし、 すべてを許す。 血まみれの男の裸以外には、 監督の奥さんでもあるトラン・ヌー・イェン・ケーのキャミやシースルーが楽しめるバイセクシャル仕様となっているが^ ^ 力のない表現をカバーするかのような扇情的な音楽の使い方が多少うるさく感じ、 ああradioheadなのかと思うが、 けっきょくこの映画は何だったんだろうとも思う。


アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン I Come With The Rain (2009フランス) 
監督 トラン・アン・ユン 音楽 レディオヘッド 他  公式サイト 
ジョジュ・ハートネット 木村拓哉 イ・ビョンホン トラン・ヌー・イェン・ケー 
アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン 通常版 [DVD]通常版 [DVD]

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